みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe(@WWDC1999)です。

今回は、2018年3月1日より販売が始まるcheeroの新製品「cheero USB-C PD Charger」をレビューします。

本製品は、USB-Power Delivery(以下 USB-PD)に対応した小型のACアダプターとなっており、最大18W出力で対応デバイスを5V/1Aと比較して最大約3倍もの出力で超高速充電が可能です。

今回も、cheeroさんより事前にご提供いただきましたので、開封とレビューをしていきます!

・開封!

パッケージ

内容物は本体と取扱説明書。

本体

端子はType-C 1ポートのみ

コンセントは折りたたみ式

本体上部には本体の仕様がプリントされています。

・本体の性能をチェック

最大18Wの出力が可能となっている本製品。
やや出力が低めではありますが、MacBookなどを充電することもできますので、接続して給電性能を簡単にチェックします。

MacBookへの充電時に12V/1.38A(16.56W)の出力を確認。

macOS上では18Wとして認識されています。

私の検証環境ではMacBook以外でUSB-PDに対応しているデバイスがないため、USB-PDでの動作検証は以上のみとなりますが、cheero Power EliteなどUSB-PDに対応していないデバイスも充電できますので、そちらも合わせてチェックしておきます。

cheero Power Elite(入力最大5V/2.5A)を充電した場合、5.23V/2.19A(11.5W)の出力を確認

iPhone 8を接続した場合は9.22V/0.67A(6W)の出力となっていました。

検証の結果、USB-PDに対応していないモバイルバッテリーの充電にも使用できる他、低速ながら純正のType-C to Lightningケーブルを使用すればiPhoneなどを充電することも確認できました。なお、今回検証で使用したType-C to Type-Cケーブルは同時発売の「cheero Type-C to Type-C Cable 100cm」です。

・Power Data Objectを確認

本製品のType-Cからの出力はUSB-PDに対応し、5V/3A、9V/2A、12V/1.5A(最大18W)となっています。

実際、出力の対応状況を確認する機材を用いて確認を行ったところ、Power Data Objectと本体下部の表記内容が一致していました。また、USB-PDの規格に沿わない出力項目は確認されませんでした。

しかしながら、以下の通りUSB-IFが規格で禁止しているQuick ChargeやHuawei FCPへの対応が確認されています。

なお、出力される電圧はUSB-PD規格で定められている範囲内であるため、デバイスやケーブルの破損に繋がるリスクは低いものと考えられます。また、Vbus Hot(Cold Socket)に関しては問題ありませんでした。

・あれ?どっかで見たような…?

今回の新製品「cheero USB-C PD Charger」を見て、「アレ?こんな製品cheeroから出てなかったっけ?」と思った方は、なかなかのcheeroツウです。

実は、全く同じ筐体を利用した「cheero USB AC Charger QC3.0 ACアダプター」という製品が存在します。恐らく、今回のACアダプターはそちらの金型を回してきたものと思われます。

左がUSB-Aアダプター、右がType-Cアダプター

寸法などは全く同じで、異なるのは端子のみ。

・最大出力18Wって何に使うの…?

本製品の出力はUSB-PDに対応し、5V/3A、9V/2A、12V/1.5Aの最大18Wとなっています。
コンパクトでコンセントプラグが折り畳めるため、持ち運び用には良いかもしれませんが問題となるのはその使い道。

18Wでは、大抵のUSB-PD対応デバイスを通常速度で充電することすらできません。
MacBookは29W、Nintendo Switchは39W、iPadなどの高速充電も29W。唯一、フルパワー充電できそうなのは日本未発売の「Google Pixel」。本機はUSB-PDに対応し、15分の充電で7時間の利用をウリにしています。そんなGoogle Pixelシリーズに同梱されているACアダプターが「18 W USB-C 電源アダプタ」。

これらのことから察するところ、「現時点ではUSB-PDに対応しているスマートフォンは限られているが、USB-PD対応のスマートフォンが多くなって来た場合、18Wという規格が最も多く使われることが推測でき、将来製品に向けた布石」というトコロかと思います。これに加え、将来的に自社の中容量モバイルバッテリーの充電ポートを18WのUSB-PDに対応させ、本体充電用ACアダプタとして本製品を推奨するという可能性もありそうです。どちらにせよ、今は中途半端なものの将来的には実用性が高い製品にバケる可能性が高そうです。

・総評

私個人としては、USB-PDの規格では禁止されているQuick Chargeに対応している点を憂慮してしまいます。
しかしながら、あくまでも規格内に収まり機器を破損させる恐れは極めて低いこと、粗悪品が多いUSB-PD製品群の中では安全な部類に十分入れることを考慮し「常識的な使用法を守れば事故につながることはない」と結論付けます。

以上のことを踏まえ、私からは「対応デバイスを持っている人にはベストバイな製品」という具合で推奨しておきたいと思います。

発売は本日正午〜(2018年3月1日)※正午までは在庫切れになっています。
Amazonでの直販価格は¥2,180。初回限定価格は¥1,680となっています。

・cheero USB-C PD Charger

良い点

・コンパクトで軽量(55g)
・Auto-IC機能搭載

良くない点

・テカテカの黒で傷が目立ちやすい
・(現状では)使い道が限られる

cheero 公式ページ

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