この記事はROMOSS Japan株式会社 様の提供でお送り致します。

本日、ご紹介するのは「ROMOSS Lovely elf 6000mAh」と言うモバイルバッテリーです。
『ROMOSS』と言うお名前自体、日本ではまだまだ馴染みのないメーカー名ですが、アジアを中心に、アメリカ、欧米などで販路を持たれている中国のモバイル周辺機器メーカーです。

そんな世界的なネットワークを持つROMOSSが、日本上陸を果たしたのは6月頃の様です。

これからの展開が気になるROMOSSさんより、製品をご提供いただきましたので早速、ガチレビューをして行きたいと思います。

パッケージ。とても可愛らしい仕上がりになっていますね。

内容物は本体、取扱説明書、MicroUSBケーブル、人参…です。
取扱説明書は全て英語で、人参は…。何故入っているのかは分かりません(苦笑)

本体全景

本体裏面

端子類は右が本体充電用のMicroUSBポート、左が出力用のUSB-Aポートです。
入力、出力共最大2.1Aとなっています。

ちなみに、「21」の部分がバッテリー残量のインジケータになっています。
何故、21なのか…。

iPhone6s接続時に5.01V/0.88Aと通常充電ができていました。

iPad mini接続時は5.03V/0.92Aと出力不足で充電出来ませんでした。

Zenfone3接続時には5.01V/0.95Aとこちらも通常充電速度。

モバイルルータを付属のケーブルで充電しても5.04V/0.48A…。

本体への入力も4.94V/1.30Aと公称値の2.1Aには届いていません。

USBチェッカーを用いた簡易テストでは、何度チェックしても近似値しか計測できませんでした。

詳細な試験結果をPDFにして公開しています。合わせてご覧下さい。
ROMOSS Lovely elf

結論から言うと『実力不足』と言って良い製品だと思います。

上記PDFで行った詳細な試験では2.1A出力を確認出来ましたが、専用機材を使用し無理矢理出力を高めて出た記録ですので、通常使いではUSBチェッカーを使用して行った試験の結果しか出ない。と考えていただいてOKです。

また、PDFと内容が被りますが、実効容量も70%程度と2017年のモバイルバッテリーの性能と比べると「低い」と言わざるを得ない結果です。

まだまだ、日本に上陸したばかりでマーケットを把握しきれていないとは思いますが、改善がない場合、日本市場での生き残りは厳しいと思います。デザインが可愛らしく女性ウケしそうなだけに、今後の品質改善に期待し、これからも頑張って頂きたいと思います。

 

余談ですが、ROMOSSってどっかで聞いたことがあるな。
と思ったら、先日の「COMPUTEX 2017」で「Portable Charger Station」を展示されていた企業でした。

メーカー公式ページはこちらより。

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