現在、アメリカ ハワイで開催中の「Qualcomm Snapdragon Summit」において、QualcommがSnapdragon 845を発表し、それに合わせMicrosoftはARM版Windows 10を正式発表しました。

Snapdragon 845は現時点では存在の発表のみが行われている状態で、現地時間12月6日に詳細が発表されてる予定となっています。なお、10nmプロセスを利用して製造が行われることはわかっています。

一方のMicrosoftはQualcomm Snapdragonを利用したARM版「Windows 10」の発表を行い、こちらはhpとASUSより発売される製品の紹介が行われました。

Microsoftが代理発表したのはhpが「HP ENVY x2」、ASUSは「NovaGo」で、いずれもLTEの常時接続環境を備えた「Always Connected PC」であり、さらに長時間のバッテリー駆動時間が特徴となっています。これらの機種のOSには、x86エミュレーションで稼働する「Windows 10 S」を搭載し、フル機能の「Windows 10」にも無料でアップグレード可能だということです。

 

なお、2機種のスペックは以下の通りで発表されています。

HP ENVY x2
・CPU:Snapdragon 835
・ディスプレイ:12.3インチ
・RAM:最大8GB
・ストレージ:最大256GB
・リアカメラ:1300万画素
・フロントカメラ:500万画素
・ポート:USB Type-C×2、microSDカードスロット
・厚さ:6.9㎜
・重さ:約700g
・バッテリー駆動時間:オフライン動画を20時間再生可能
・価格:未発表
・発売時期:2018年春

 

ASUS NovaGo
・CPU:Snapdragon 835
・ディスプレイ:13.3インチ
・RAM:最大8GB
・ストレージ:最大256GB
・フロントカメラ:100万画素(リアカメラ非搭載)
・ポート:USB 3.1×2、HDMI×1、microSDスロット
・サイズ:316×221.6×14.9㎜
・重さ:1.39㎏
・バッテリー駆動時間:約22時間
・価格:4GB/64GBモデルで599ドルから
・発売時期:未定

 

なお、LenovoもARM版Windowsを搭載した機種の発表を予定しており、同社は年始にラスベガスで開催される「CES 2018」で発表する予定としています。

 

Via: 9to5Google,The Verge

最終更新日:2018年1月23日