現地時間の2018年2月3日に開催されたAppleの株主総会。
この場で、Apple Watchのさらなる飛躍や同社のヘルスケア事業への積極的な投資が語られていましたが、これらに合わせApple WatchやAirPodsなど同社が販売するウェアラブル製品の事業規模が、Fortune 500(フォーチュン 500)企業の規模に近づいてきていることを明らかにしました。
これは、同社のTim Cook(ティム・クック)CEOが明らかにしたようで、同氏は「ウェアラブルという言葉はあまり好きではないが、Apple WatchやAirPods、Beats製品を含むウェアラブル製品の事業規模が、Fortune 500の上位300社企業の規模に近づいてきている」と述べたようです。
Fortune 500は、毎年経済誌Fortuneが発表する米企業の収入ランキングで、上位300位規模ということになると、2017年版のFortune 500で初めてランクインした世界第2位のアルミニウム製造企業であるAlcoaの収入の約93億1,800万ドル(約1兆円)超えていることが推測でき、iPhoneの収益の三分の一程度であるものの同社の利益に大きく貢献していることは間違いなさそうです。
同社がApple WatchやAirPodsの販売状況について公表するのは初めてで、業績発表などでもこれらの製品は「その他」に分類されているため具体的な数字はわかっていませんでした。しかしながら、ここ数年「その他」の売り上げを着実に伸ばしており、Apple Watchがかなり売れているのではないかという予想はされていました。
実際、2017年第4四半期のApple Watch売上本数は、スイスの腕時計業界全体の出荷本数を上回ったと推計されています。
Via: AppleInsider