本日、民間調査会社AsymcoのHorace Dediu氏が、App Storeの売り上げが全世界の映画興行収入総額を上回る日は近いとのレポートを公開しています。

既に2015年の段階で、全世界のApp Storeの売り上げが米国の映画興行収入を上回っており、同氏は今年中にそれが全世界の映画興行収入にも当てはまるのではないかとの予想を発表しています。公開されたレポートでは、開発者への支払い金額が年間250億ドル(2.8兆円)を超えており、マクドナルドハンバーガーの収益より高いことが指摘されています。

さらにユーザー側の支出金額も年々増加傾向にあり、全世界のApp Storeの売り上げが平均して年間約33%の成長を遂げ、App Storeは世界最大のアプリケーション販売ルートであり、2017年にはデベロッパーに支払われる金額を差し引いた収益が570億ドル(6.3兆円)にのぼり、Apple サービス部門の稼ぎ頭となっていることも指摘しています。

また、アプリに費やすお金はあくまで一過性のもので、AmazonやUberなど無料でアプリを公開し、そこから多額の収益を得ている会社もあり、そのような経済活動も考慮すると1,800億ドル(20兆円)近い金額がApp Storeを通して発生していると指摘しています。

 

Via: 9to5Mac

最終更新日:2018年1月18日

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