米メディアAndroid Policeによると、Google Pixel 2 XLを低温環境で充電すると充電性能が著しく低下することが判明しました。

同紙によると、華氏68度(摂氏20度)以下の気温下でGoogle Pixel 2 XLを充電すると、充電速度が公称値の最大18Wから3〜4Wに低下するということです。現時点で端末サイズの小さいGoogle Pixel 2でも同じ挙動となるかはわかっていません。

Android Policeでは、Pixel 2 XL以外にも、OnePlus 5T、Essential Phone、初代Pixel XL、Nextbit Robinで同様の環境でテストを行なったということですが、全ての端末で多少の充電電圧の低下はあったものの、最大15Wも電圧が低下したのはGoogle Pixel 2 XLだけだったということです。

このテスト自体に致命的な間違いがある可能性も否定できませんが、電圧低下が起こっていても「急速充電中」と表示されていると合わせて報告されていることから、端末側に何かしらの問題がある可能性も否定できません。なお、Googleがこのトラブルを把握しているかや、修正に向けて動いているかなどは分かっていません。

基本的にPixel 2 XLにも搭載されているリチウムイオン電池は、10度以下で充電を行うと充電速度が低下したり0度を下回ると充電自体ができなくなるという特性を持っています。しかし、20度という気温で充電性能に大きな影響を与えるという事例は、相当稀なケースであり、報告も今回が初めてであることから検証を行ったハードウェアの故障が最大の原因と推測できますので、全てのユーザーに該当するトラブルではないと考えて良さそうです。

 

Via: 9to5Google

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