本日、ワコムがコンパクトなモジュール型コンピュータ「Wacom Cintiq Pro Engine」を発表しました。

本製品は、「Wacom Cintiq Pro 24」の背面にドッキングし使用するオールインワンのクリエイティブコンピュータとなっています。「Wacom Cintiq Pro Engine」を「Wacom Cintiq Pro 24」にドッキングさせることで、プロクリエイターが利用する多くのアプリケーションを快適に操作できるWindows 10搭載のオールインワンのクリエイティブスタジオが実現します。さらに回転と角度調整が可能になったスタンド「Wacom Ergo Stand」を組み合わせて、オールインワンのクリエイティブ環境を整えることも可能です。また、3Dアニメーション、スカルプティング(3Dデジタル造形)、ならびにCADソフトウェアなどで作品制作をするときは、オプションの「Wacom Pro Pen 3D」を使用するとより効率の良い作業が可能だとしています。

また、「Wacom Cintiq Pro Engine」はメモリとSSDの交換やアップグレードができる、自由度の高いシステムも特徴となっています。本日、同時に発表された「Wacom Cintiq Pro 24」はもちろんのこと、今後リリース予定の「Wacom Cintiq Pro 32」でも利用できるということです。

なお、本製品には2つのモデルが用意されており、主にスペックが異なっています。

Wacom Cintiq Pro Engine i5

  • OS: Windows 10 Pro
  • プロセッサー: Intel® Core i5HQ (Quad Core)
  • グラフィックス: NVIDIA® Quadro® P3200
  • グラフィックスメモリー: 6GB GDDR5
  • RAM: 16GB
  • ストレージ: 256GB SSD, PCIe Gen3
  • ワイヤレスLAN: Wi-Fi IEEE 802.11 ac
  • Bluetooth: Bluetooth® 4.2
  • セキュリティ: fTPM(TPM2.0)
  • 電源供給方式: 100 ~ 240 VAC、 50/60 Hz
  • Wacom Cintiq Pro 接続部: USB Type-Cポート、電源ポート
  • 外部接続:ギガビットLANポート、ディスプレイポートオルタネートモード対応USB Type-Cポート×2、mini HDMIポート、mini DisplayPortポート、電源ポート×2(Wacom Cintiq Pro、Wacom Cintiq Pro Engine用)
  • 価格: 311,040円(税込、ワコムストア価格)

Cintiq Pro Engine Xeon

  • OS: Windows 10 Pro for Workstation
  • プロセッサー: Intel® XEON
  • グラフィックス: NVIDIA® Quadro® P3200
  • グラフィックスメモリー: 6GB GDDR5
  • RAM: 32GB
  • ストレージ: 512GB SSD, PCIe Gen3
  • ワイヤレスLAN: Wi-Fi IEEE 802.11 ac
  • Bluetooth: Bluetooth® 4.2
  • セキュリティ: fTPM(TPM2.0)
  • Input Voltage: 100 to 240 VAC, 50/60 Hz
  • 電源供給方式: 19.5V/11.8A (230W)
  • 外部接続:ギガビットLANポート、ディスプレイポートオルタネートモード対応USB Type-Cポート×2、mini HDMIポート、mini DisplayPortポート、電源ポート×2(Wacom Cintiq Pro、Wacom Cintiq Pro Engine用)
  • 価格: 397,440円(税込、ワコムストア価格)

 

なお、両モデルの「Wacom Cintiq Pro Engine」は、ワコムストアおよび一部家電量販店にて3月20日(木)から予約販売を開始し、3月29日(木)より販売が開始されるということです。