Android Policeによると、Googleが販売した「Google Pixel XL (2016) 」にAndroid 8.1を適用すると過充電バグが発生するということです。

画像はGoogle Pixel 2

同誌によると、同機にAndroid 8.1を適用すると、充電に最大40%も多く電力を要求するようになるということで、本来は最大18W(9V / 2A)での充電のところ、最大25W(9V / 2.8A)での充電を試みようとするということです。

しかし、Google Pixel XLなどに付属しているもの、大手メーカーが作るUSB-PD対応のACアダプターは、過充電保護機能が装備されており、通常よりも多めの電力を端末側が要求しても保護機能で充電がストップされる仕組みとなっています。そのため、事故につながる可能性は高くないものの、USB-PDの規格に準拠していない充電器などを使用した場合は、過充電により異常発熱や発火の原因に繋がります。

これらの過充電保護機能がついたACアダプターを使用して充電した場合、3〜4回は同機能により充電がストップしてしまうということですが、その後は端末側が低速充電モードに切り替わり遅いながらも充電ができるようになるということです。

なお、Android Policeではこのバグが解消されるまでは購入時に付属していた18W ACアダプターを使用するよう呼びかけています。また、このトラブルは今年の1月より報告自体は行われていたようですが、Googleはこのバグをまだ修正していないということです。

現時点でこの不具合が確認されているのは、「Google Pixel XL (2016) 」のみで、同時に発売されている「Google Pixel」や後継機種の「Google Pixel 2 XL」などでは確認されていないようです。

 

Via: Android Police