本日、Amazonが全世界で Amazon Dash Button の販売を終了すると発表しました。
今回の発表に伴い、AmazonのバイスプレジデントのDaniel Rausch氏は、
「Dashボタンの必要性は以前に比べると大幅に低下している。今日では、多くの家電製品がインターネットに接続している。AmazonもWhirlpoolやサムスンなど、世界中の大手メーカーの何百種類もの製品に自社の「Dash Replenishment Service」(DRS)を統合している。 DRSは、家電製品が必要な商品を自動で再注文できる機能を提供する。ボタンを押す必要さえない。」
と述べ、Amazon Dash Button発表当初から市場環境が変化したことを引き合いに出し、同社が同製品の販売を終了する理由を説明しました。
なお同氏は、「Dashボタンはコネクテッドホームの世界への素晴らしい足がかりとなった」と述べ、後に「われわれが想像していたのは、ユーザーの自宅に500個のボタンがあるような未来ではなく、ユーザーが面倒くさいと感じる日用品の補充などの作業を、自宅が自動的に処理してくれる未来だ」「Dashボタンの中核的な使命が成功したことに疑問の余地はない」とし、プロジェクトの成功を強調しました。
なお、販売終了後もサービスは継続され、Amazon Dash Buttonユーザーは引き続き、サービスを利用できるということです。また、本サービスの代替として、ウェブサイト上に仮想Dashボタンを作成し、「Alexa」を通して音声で商品を購入できる機能が提供されています。