本日、Apple がセルフリペアプログラムを iPhone 14 シリーズや M2 MacBook にも拡大することを発表しました。

同社は、2023年6月21日より iPhone 14 シリーズと M2 搭載の13インチMacBook Air、M2 Pro および M2 Max 搭載の MacBook Pro をセルフリペアプログラムの対象とするということです。これにより、電子機器の修理経験がある方ならどなたでも、Apple Store の店舗や Apple 正規サービスプロバイダで使用されているものと同じマニュアル、Apple 純正部品、工具を利用できるようになります。

また、同社は、ディスプレイ、バッテリー、カメラなどの iPhone の修理に使用される System Configuration のプロセスをさらに使いやすくする予定だということです。

System Configuration は、国際的に認められた基準で設計、テストされたApple純正部品による修理が正しく完了し、部品が正常に動作していることを確認するための修理後のソフトウェアツールです。このツールは、すべてのセルフサービス修理ユーザーとAppleの修理プログラムに参加しているサービスプロバイダーが無償で利用できます。

修理後にシステム構成を実行すると、Apple純正部品の認証、ファームウェアのアップデート、部品のキャリブレーションが行われ、最大のパフォーマンスと品質が保証されます。さらに、Touch ID や Face ID などの生体認証を伴う修理の場合、システム構成は生体センサーをロジックボード上の  Secure Enclave にリンクし、デバイスのセキュリティとお客様のプライバシーを確保するということです。

さらに、アメリカ、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、スペイン、スウェーデン、イギリスにおいて、iPhone 12 および iPhone 13 シリーズの True Depth カメラとトップスピーカー、およびM1搭載 Mac デスクトップも新たに本プログラムの対象となるということです。

だたし、同社はスペシャリストによる修理が最も安全な修理方法であるとしており、自己修理中に発生した破損については一切の責任を負わないとしています。

 

Apple expands Self Service Repair and updates System Configuration process

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