中国の通販大手Alibaba(阿里巴巴集団/アリババ)が提供する決済サービス「Alipay」が、中国国内にある全41店舗のApple Storeで利用可能になったことがわかりました。

Appleはこれまで、直営店ではクレジットカード、Apple Pay、現金しか扱わない方針をとってきましたが、中国国内に限っていうとApple Payの普及に苦戦していたり、その利用率も1%程度にとどまるなど直営店でユーザーのニーズに応えれた決済方法を提供できていませんでした。

この事態を受け、今回の直営店への導入という判断に至ったものと考えられますが、ユーザーの利便性は改善されますが、Appleが狙う自社サービスの利用促進には繋がらず、中国国内では引き続き苦戦が続きそうです。

なお、同社は2016年より中国のApp StoreとApple Musicの決済方法にAlipayを、昨年8月にはシェアNo.2のWeChat Payの導入に踏み切っていました。また、同国のオンラインストアでは以前よりAlipayを使用した決済が導入されていました。

 

Via: AppleInsider