着信があるとフリーズする、通話終了後にフリーズするというスマートフォンの「フォン」の部分の完成度を問われる製品を作り出していたメーカーが、日本にはありますが、とうとうAppleもそのレベルにまで堕ちたようです。
というのは、AppleのサポートコミュニティやTwitterで「通話後にiPhone Xを耳から離しても画面表示が元に戻らない」「ハンズフリー通話後、赤いボタンを押しても反応しない」という通話関連のトラブルが多数報告されていることがわかり、米メディア Forbesが再現に成功しています。
この不具合は最新のiOS 11.2.5などでも確認されており、再現に成功したForbesは、この問題を「センサーとソフトウェア両方の問題だろう」と指摘しています。iPhone Xを巡っては、先日、電話の着信時にディスプレイが点灯しない不具合が報告されていたばかりでした。
この他にも、ハンズフリー通話中にアプリを終了できない不具合なども確認されており、iPhone Xでは電話機能に関わる不具合が大量に発生しているようです。
現時点でAppleはこの件に関して何もコメントを発表しておらず、修正中であるかやデベロッパー向けに提供されているbeta版では既に修正済みなのかなどはわかっていません。しかし、スマートフォンのフォンの存在意義が問われる不具合であるため、早急な対応が求められそうです。
余談ですが、冒頭のスマートフォンを作っていたのは、某お山の名前が入る大手企業で、同社が製造した初期のスマートフォンでは以下のような不具合が頻発し、日本で「Android=使えない」というイメージを定着させたA級戦犯です。
T-01C 着信フリーズ(タッチパネルだけフリーズして着信音だけが虚しく鳴り響く)
F-03D 爆熱カイロ
F-05D エンドレス再起動
F-07D 通話終了後フリーズ
F-10D 充電中バッテリー減少(充電を行うには電源を切ってください)
F-04G 虹彩認証ロック画面を表示し続けるだけで「高温のため一部機能を停止しました」
まさか、現在のスマートフォンの形を定義したAppleがこのレベルにまで堕ちるとは想像もつきませんでした。
Via: Forbes