みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe(@WWDC1999)です。
今回は、iOS 11.3よりiPhoneに実装された「バッテリーとパフォーマンス」に関する新機能の1つ、バッテリーの劣化具合の確認方法をご紹介します。
なお、先述しておきますが本機能が有効になるのはiPhone 6以降のiPhoneのみで、ピークパフォーマンス機能(性能抑制機能)がそもそも実装されていないiPadやiPhone 5sなどでは利用できません。
・手順
1. 『設定』>「バッテリー」をタップ
2. 「バッテリー」の項目の中にある「バッテリーの状態(ベータ)」をタップ
3. 「最大容量」と「ピークパフォーマンス性能」を確認
なお、赤枠で囲った「最大容量」がバッテリーの劣化状況を表す数字(新品時は100%)で、青枠の「ピークパフォーマンス性能」が、このiPhoneで性能抑制が行われているかを確認できる項目となっています。
なお、性能抑制がかかっていない場合「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています。」と表示され、劣化が進行し予期せぬシャットダウンから端末とデータを守るために性能抑制をせざるを得なくなった場合、「この iPhone で、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。この現象が再度発生しないように、パフォーマンス管理が適用されました。無効にする…」と表示されます。
この際に「無効にする」をタップすることで、本機能を無効にできますがAppleでは本機能を解除したまま通常利用することは避けるようアナウンスしています。
更に、バッテリーの状態が著しくない場合は、「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。Apple 正規サービスプロバイダでバッテリーを交換すると、最大限のパフォーマンスや容量を取り戻すことができます。サービスオプションについての詳しい情報…」と表示され、ユーザーにバッテリー交換を促す表示が行われます。
なお、ピークパフォーマンス性能機能を根本的に解決する方法は、iPhoneのバッテリー交換以外に手段はありません。Appleでは、iPhoneに搭載されるバッテリーは通常の条件下で使用された場合、フル充電サイクルを500回繰り返した後も本来の蓄電容量の最大80%を維持するよう設計されているとしています。
以上が、iPhoneのバッテリーがどの程度劣化しているかを確認する方法でした。
今回ご紹介したのは、「バッテリーとパフォーマンス」に関する機能の一部で、細かい仕様など、省いているものもありますので、詳細な仕様も確認したいという方は、以下のページより確認できます。