9to5Macなどによると、Appleはアドブロック系アプリのポリシーを変更したようだと伝えています。

この変更により影響を受けているアプリは、AdblockやWeblockなどのデバイス自体に証明書をインストールしてSafariやアプリケーション内の広告を削除するタイプのアプリです。

Appleが示したリジェクト(不合格)理由として、App Storeデベロッパーガイドラインの4.2項に違反しているためとされています。この4.2項を簡単に言うと「APIとフレームワークなどは意図した目的にのみ使用されるべきである」と定義されたもので、VPN証明書を使用しアドブロックを行うこれらのアプリの行為は、証明書使用の目的範囲外と判断されたものと思われます。

AdblockやWeblockはこれまでに100万回以上ダウンロードされたアプリであり、今後一切のアップデートが受け入れられない事態となると混乱が広がるものと思われます。

尚、今回のポリシーの変更に影響されないアドブロック系アプリもあり、Safariコンテンツブロッカーを利用するタイプのアドブロック系アプリは影響を受けないと予想されます。

この件についてAppleは「我々は、他のアプリの性能や機能を妨げるように設計されたApp Store上のアプリを許可したことは決してありませんでした。」と説明しています。更に、「開発者がアプリでお金を稼ぐことができる多くの方法の一つとして広告を常にサポートしてきた」と付け加えています。

このことから、他のデベロッパーが作成したアプリ内に配置されている広告を消してしまう上記アプリケーションによる、デベロッパーの収益減少を防ぐ手段として今回の対応を行った。と考えて良さそうです。

 

Via: 9to5Mac

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最終更新日:2018年1月23日

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