先日、Appleは中国の国内法を遵守するという名目の下、中国のApp StoreからVPNアプリを完全に削除しましたが、この件について民主党のパトリック・リーヒ上院議員、共和党のテッド・クルーズ上院議員がAppleに対し、公開質問状を送付していたことがわかりました。

両議員はVPNアプリの削除が、中国政府の情報統制に同社が加担しているとの見解で、質問状にも結果的に人権や自由を軽視する中国の手助けをしているのではないかという旨の記載がされているということです。

ただ、同社のTim Cook CEOが述べた通り、ビジネスを行う上では、その地域の法に従うことが求められるというのも一理あり、同社が中国政府に加担していると言い切れない部分もあります。

中国政府は過去に、GoogleやFacebookを追い出しており、両社が追放された理由も現地法の遵守ができないことであったことを考えると、中国を重要マーケットとして扱っているAppleは泣く泣く中国政府の方針に従うしかないのも現実です。

 

Via: MacRumors

最終更新日:2018年1月25日