ロイター通信は、Appleが幅広い価格帯のiPhoneを販売することで収益が増加しているのではないかと指摘しています。

記事によると、Appleがここ数年、利益を伸ばしている理由に古い機種の継続販売を挙げ、Appleの収益が大幅に増加している要因だと指摘しています。また、この戦略により最新モデルやiPhone XのようなこれまでのiPhoneよりも高価なモデルが出たとしても、廉価なモデルの売れ行きが良くなるため、会社の収益に大きな打撃にはなっていないだろうとの予測も行っています。

ロイター通信は、iPhone Xの需要が予想を下回っているとの報道後にAppleの株価が一時3%下落したが、翌日には報道前の株価に戻っていたという事例を例を挙げ、最新モデルの出荷台数に関わる悪いニュースがあったとしても、今年の第4四半期に同社が525億ドルの過去最高の売り上げ記録していることに変わりはなく、ほとんどのアナリストは出荷台数減を気にかけていないだろうとも述べています。

実際、Apple 小売担当上級副社長を務めるAngela Ahrendts(アンジェラ・アーレンツ)氏も以前、「Apple StoreのスタッフはiPhone Xを無理に奨めることはしない」「全員にiPhone Xが必要だとは考えていません。最初に私たちは誰のためにiPhoneを購入するのかを顧客に対して質問します。もしそれが6、7歳のお子さんの場合、どんなiPhoneが必要でしょうか?」と述べるなど、幅広いiPhoneを展開することで取り込めるユーザー層もあるとの認識を示していました。

 

Via: ロイター通信

最終更新日:2018年1月22日

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