現在、スペインバルセロナで開催中のMWC(Mobile World Congress)の中で、Airbus、デルタ航空、Gogo、Sprintなどが機内インターネット機器の統一規格策定へ向け動き出す方針を打ち出しました。

発表された計画は、機内での5G接続またはブロードバンド接続を可能とし、さらに導入機材を統一化することで、どの飛行機に搭乗しても簡単にインターネットへ接続できることを目的とした統一規格を策定するという計画となっており、航空機メーカーのAirbus、デルタ航空や機内インターネット技術を扱うGogo、通信キャリアのSprintなどが参画しています。

しかし、この「シームレスエアアライアンス」計画では、飛行中の航空機へ高速インターネットを届けることを可能とする根本的な技術改良などは提案されておらず、仮に統一規格が完成したとして高速通信が可能となるかは不透明な状況です。なお、現時点では通信衛星経由で高速インターネットを提供する案が最も有力視されているようです。

なお、機内インターネットを巡っては、飛行中に求めるサービスの重要項目の1つとして挙げられることが増えており、国内では日本航空が国内線の機内Wi-Fi無料化後、利用客が増加するなど集客にも一役買っているようです。

 

Via: The Verge

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