以前まで、フィンランドの主要産業の1つに「携帯電話」すなわち、Nokiaの存在がありましたが、それも10年前前のお話。Nokiaという絶大な柱を失い、追い討ちをかけるようにiPadに新聞発行部数を奪われ、製紙業界も落ち込むなど、フィンランドでAppleは常に非難の的になって来ました。

そんな中、Appleの紙パッケージ(iPhoneやMac)のサプライヤー(製造委託者)にフィンランドの製紙企業「Stora Enso」が新たに加わったことがわかりました。

これは、Bloombergが報じたもので、同社がAppleのサプライヤーに仲間入りすることで、四半期で7,500万台以上のiPhoneのパッケージ供給を担うということです。なお、今回のサプライヤー追加にあたり、どこか他のサプライヤーが削減された可能性がありますが、現時点ではそのサプライヤー名はわかっていません。また、以前から同社がパッケージ提供を行っていた可能性もあるということで、詳しい状況は不明ですが、同社がAppleのサプライヤーとして名を連ねたのは事実です。

しかしながら、Appleのトップサプライヤーリストには、Shenzhen YUTO Packaging Technologyが現在も記載されており、Stora Ensoの受注量は低めであることは安易に想像できます。

とはいえ、一時は冷え込んでいたAppleのフィンランドの関係は雪解けが進んでいるのかもしれません。

 

Via: Bloomberg

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