本日、Appleが「Final Cut Pro 10.4.1」をリリースしました。

最新版のバージョン「10.4.1」での変更点は以下の通りとなっています。
クローズドキャプション
 • Final Cut Proプロジェクトにキャプションファイルを読み込み、接続され同期されたキャプションをタイムラインで自動的に作成
 • キャプションをビューアに直接表示
 • インスペクタを使ってテキスト、カラー、画面上の位置、タイミングを調整
 • 複数の言語とフォーマットのキャプションを同じタイムラインで作成
 • タイムラインインデックスに追加された“キャプション”タブで、テキストを検索、キャプションを選択、キャプションのバージョンをすばやく切り替え
 • タイムラインでオーディオクリップやビデオクリップにキャプションを接続
 • ビデオに埋め込まれたキャプションを抽出し、Final Cut Proで直接編集
 • ワンステップでプロジェクトをCompressorに送り、オーディオファイル、ビデオファイル、キャプション、字幕を含むiTunes Store対応のパッケージを簡単に作成
 • 検証インジケータで、キャプションのオーバーラップ、不適切な文字、無効なフォーマットなどの一般的なエラーについて即座に警告
 • 書き出すビデオファイルにキャプションを埋め込むか、別個のキャプション・サイドカー・ファイルを作成
 • キャプション付きのビデオをYouTubeとVimeoに直接共有
 • CEA-608とiTTのクローズド・キャプション・フォーマットをサポート
ProRes RAW
 • ProRes RAWファイルのサポートにより、 カメラセンサーからのRAWイメージデータをそのまま使って読み込み、編集、グレーディング
 • RAWイメージデータにより、ハイライトとシャドウの調整時に最高の柔軟性を実現。HDRワークフローに最適
 • ラップトップとデスクトップのMacコンピュータでスムーズな再生とリアルタイムでの編集が可能
 • 高効率のエンコーディングでProRes RAWファイルのサイズを縮小し、カメラのカードやストレージデバイスに保存できる素材を増量
 • ProRes RAWフォーマットは元のイメージデータがより多く保持されるため、アーカイブ用に最適
 • ATOMOSレコーダーとDJI Inspire 2ドローンで作成されたProRes RAWファイルまたはProRes RAW HQファイルにネイティブで対応
書き出し機能の強化
 • 共有パネルに追加された“ロール”タブで、タイトルロール、ビデオロール、オーディオロールを1つの統合インターフェイスに表示
 • 書き出すビデオファイルに含めるロールをすばやく表示、選択
 • タイムラインのロール設定と有効/無効の状態を共有パネルに反映
 • ビデオファイルにクローズドキャプションを埋め込むか、CEA-608またはiTTフォーマットの別個のキャプション・サイドカー・ファイルを作成
バージョン10.4で導入された機能
 360 VR編集
 • 360°エクイレクタングラービデオを読み込んで、さまざまなフォーマットとフレームサイズで編集
 • 接続したVRヘッドセットに360°ビデオを出力*
高度なカラーグレーディング
 • ヒュー、サチュレーション、ブライトネスを調整できる統合スライダで従来のホイールを改良した、強力な新しいカラーホイール
 • カラーとコントラストを変更する複数のコントロールポイントを使って、極めて精密な調整を行えるカラーカーブ
 • イメージの他の部分は変更せず、特定のヒューまたはブライトネスレベルを選択して調整を行えるヒュー/サチュレーションカーブ
ハイダイナミックレンジ
 • HDR(ハイダイナミックレンジ)ビデオをRec. 2020 HLGまたはRec. 2020 PQ for HDR10で読み込み、グレーディング、配信
追加機能
 • iMovie for iOSプロジェクトを直接Final Cut Proに送信し、高度な編集、オーディオ操作、仕上げ作業を実施
 • Apple製デバイスからHEVC(High Efficiency Video Coding、別名H.265)ビデオクリップとHEIF(High Efficiency Image Format)写真を読み込み、再生、編集**
 • Compressorに送信し、ビデオプロジェクトをHEVCフォーマットで書き出し
なお、アップデートは『Mac App Store』>「アップデート」より可能です。


 
  
  
 