本日、Microsoftが「Windows 10 April 2018 Update」を2018年4月30日にリリースすると発表しました。
本アップデートには、過去30日間に行っていた作業内容を遡れる「タイムライン機能」や、SNSなどの通知を一切表示させない「集中モード」が実装される他、Microsoft Edgeの機能強化、コルタナの自然言語認識などが追加されるということです。
また、Always Connected PC構想を加速するアップデートとして、SIMを内蔵できるデバイスに大して提供されている「モバイルプラン」を「モバイル通信プラン」へとアップデートし、eSIM搭載デバイスへの対応も行われたということです。
・日本向けのアップデートが多数
更に、新しい元号に向けた対応も行われており、本アップデートで各元号の期間を保持しているレジストリが更新されているということです。現時点では新しい元号の名称が公表されていないため、変更されるレジストリでは 2019年 5 月 1 日 以降の年号を「??」として扱っているということです。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\Calendars\Japanese\Eras] “1868 01 01″=”明治_明_Meiji_M”“1912 07 30″=”大正_大_Taisho_T”
“1926 12 25″=”昭和_昭_Showa_S”
“1989 01 08″=”平成_平_Heisei_H”
“2019 05 01″=”??_?_??????_?”
また、日本語 IME の予測入力候補に「住所」と、日本マイクロソフトが開発を行う女子高生 AI 「りんな」の候補を表示できるようになるということです。なお、本機能はデフォルトではオフになっているということで、以下の方法で本機能を有効化できます。
- タスク バーの右側にある IME モード アイコン(画面右下の「あ」または「A」のアイコン)を右クリック
- [プロパティ] をクリックして、Microsoft IME の設定を開き、[詳細設定] をクリックして、Microsoft IME の詳細設定を開き、[予測入力] タブをクリック
- [予測入力サービス] の[クラウド候補] [住所] [りんな] にチェックをつけて、[OK] をクリック
その他にも「April 2018 Update」には、法人ユーザー向けのシンプルな IT 管理ツール、写真、3D、Windows Mixed Reality を使用した新しい機能、オンラインの安全を強化する新機能、PC ゲーム エクスペリエンスの機能強化などが含まれています。
なお、「April 2018 Update」は、現地時間の2018年4月30日(日本時間5月1日)より無料ダウンロードによる提供が開始されます。