みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。

今回は、Shure SE846 をワイヤレスイヤホン化するために「TRN BT20」というガジェットを買ってみたというお話です。
但し、購入後に様々な問題が発覚していますので、マネは自己責任でお願いします。

まずは、TRN BT20 という製品について。
本製品は、MMCX端子を搭載したイヤホンを左右独立型ワイヤレスイヤホン化するガジェットで、一種のサードパーティ製のリケーブルケーブルと呼べそうです。一応、本体には汗や水滴程度であれば、耐えられる耐水性能もあるようです。なお、オーディオコーデックなどについては一切触れられておらず、正体がはっきりしない中華製品です。

・開封

パッケージ

内容物は、本体、充電用ケーブル、説明書。

本体

付属のケーブルは…。規格違反ですね。

本体の充電端子はMicroUSB。

SE846に装着。

・全体的にみて

TRN BT20 を手に取り、全体像をざっくり把握し、使用した後の印象として、充電端子がMicroUSBなのがイマイチ、付属のケーブルが色々とマズい、リケーブルがやり難い。との印象を受けました。

所詮、怪しい中華ガジェットなので、過度な期待は禁物なのは理解していましたが、触ってみても何の感動もない「何とも言い難い製品」です。

・音質について

ワイヤレスイヤホンに音質を求めることは邪道であるという風潮がありますが、私はその真の意味を本製品で初めて理解しました。

Shure SE846 は、CD音源、ダウンロード販売音源、ストリーミング音源の3種類を正確に聴き分けることができる程、忠実に元の音を表現するイヤホンです。Perfume や きゃりーぱみゅぱみゅ のプロデュースで有名な、中田ヤスタカ氏が所有するイヤホンとしても有名です。

いわば、SE846 はプロも認める高音質イヤホンです。
そのイヤホンに、TRN BT20 を装着するのだから、音質は多少悪くなるくらいでしょ。と考えていましたが、これが全ての間違いです。

ワイヤレス化すると驚くほど音質は劣化します。

常時ホワイトノイズが乗る上、音圧の低下、音の深みの消失、低音の劣化、高温の抜け切らない感など、全体的な音質が一回りほど低下したような音の変わりようでした。iPhoneに有線で接続した場合と比較して、これほどまでの差が出る為、DACに接続して〜と言う環境であれば、更に劣化が目立ちます。

・総評

購入時は、ワイヤレス化しても元が良ければある程度は〜。っと言う甘い考えを抱いていましたが、現実はいくら元が良くてもワイヤレス化してしまえば、看過出来ないレベルの音質の劣化が生じる。と言うものでした。

いくら、有線イヤホンを無線化できるとはいえ、販売価格も販売価格ですし、音質が劣化したり、利便性のことを考慮すると、以前レビューした Anker Soundcore Liberty Lite のような、元からワイヤレスイヤホンとして設計された同価格帯の製品を購入した方が諦めはつくと思います。

もっとも、音質を求める人間がワイヤレスに手を出してはいけない。が最も正しい回答であるとは思いますが。

また、型番違いの BT20S のAmazonレビューには「充電中に発火した」との報告が数件ある他、故障報告もかなり目立っており、音質の件も加味すると、購入はお世辞でも推奨できない製品です。

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