本日、Apple が COVID-19 に関する CEO 声明を発表しました。
本日、Apple はステートメントドキュメント「Apple’s COVID-19 response」を Tim Cook CEO 名義でリリースし、同社の COVID-19 への取り組みや今後の対策などについて発表しました。
リリースされた文書では、感染者の治療とパンデミックによる、経済的およびコミュニティへの影響の両方を軽減・支援するために実施した寄付額が、世界中で1,500万ドル(約16億円)に達したことを明らかにしています。
また、COVID-19 に対する同社の取り組みにも初めて言及し、中国圏での感染者の減少に貢献したサプライヤーやパートナーへの謝辞を示した上で、世界中で柔軟な勤務形態を展開中であることを発表しています。これには、リモートワークの実施、対人スペースを最大化、広範囲にわたるディープクリーニングの実施が含まれる他、すべてのオフィスで、新しい健康診断と検温を実施しているということです。
さらに、すべての時間給労働者は、通常時と同様に、ビジネスに合わせて給与を受け取り続けていることも明らかにし、職場復帰、家族などの看病、強制隔離、学校閉鎖による育児の課題など、COVID-19 によって発生した個人または家族の問題に対応するため、休暇ポリシーを拡大しているということです。
この影響により、Apple は中国を除く全世界の直営店を2020年3月27日(各国の現地時間)まで閉鎖すると発表しました。また、ユーザーが信頼できるソースから最新の検証済みレポートを確実に見つけることができる Apple News セクションを立ち上げたということです。
これらに加え、昨日オンラインでの実施が発表された WWDC 2020 にも言及し、オンラインでの実施は世界中の開発者を革新的な方法で集める機会と考えていることを明らかにしました。
最後に、同社の Tim Cook(ティム・クック)CEO のコメントを掲載しており、同氏は
「この瞬間に行われる挑戦に間違いはありません。Apple は、世界がこの瞬間を満たすために全力を尽くしてくれた英雄的な第一応答者、医師、看護師、研究者、公衆衛生の専門家、および公務員に感謝しています。最大のリスクがいつ発生するかは、まだ確実にはわかりません。それでも、私は私たちのグローバルコミュニティの隅々から見た人間性と決意に触発されました。リンカーン大統領が大きな逆境の時に言ったように、私たちは経験したことのない場面でも、私たちは新たに考え、新たに行動しなければなりません。これが、Appleが大きな課題に対処するために選択した方法です。」
とのコメントを発表し、リリースを締め括っています。