本日、iFixit が AirTag の分解を実施し、ティアダウンレポートを公開しています。

公開されたレポートによると、内部構造はドーナツ状の基盤が3層にも重ねられているということです。これらの基盤に3軸加速度センサー、UWB、Bluetooth などのチップが配置されているということです。

また、AirTag が音を発する仕組みについて iFixit は、専用のスピーカーではなくボタン型の磁石と銅製のボイスコイルを組み合わせ、振動版に取り付けられた磁石により音が出る仕組みになっていると解説しています。そのため、本体にスピーカーユニットは存在しない構造となっているということです。iFixit はこの仕様について音質を優先した結果の構造だろうと推測しています。

しかしこの仕組みは、1つでもパーツが欠損すると音が鳴らない原因になるため、Apple が説明する不正なトラッキングに使用されることを防ぐためのアラート機能は、物理的に無効化することができると指摘しています。

 

AirTag Teardown

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