みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。

今回も発表会直後にお馴染みのまとめ記事を書いていきます。なお、本記事での紹介順は需要が想定される順にしているため、前後関係が一致しない場合があります。その点は予めご承知おき下さい。

・iPhone 13 シリーズ

9月の発表会の定番といえば、新型 iPhone でしょう。
今年のネーミングは大方の予想通り、13 となり、従来通りの iPhone 13 miniiPhone 13iPhone 13 ProiPhone 13 Pro Max の4機種展開となります。

iPhone 13 mini、iPhone 13 は、なめらかなフラットエッジの美しいデザインと、5つの華やかな新色が特徴です。両モデルには、iPhone 史上最も先進的なデュアルカメラシステムが搭載されています。より大きなピクセルとセンサーシフト方式の光学式手ぶれ補正(OIS)を備えた新しいワイドカメラは、低光量の写真やビデオでの性能を向上させ、「フォトグラフィックスタイル」でカメラをカスタマイズする新しい方法や、ビデオストーリーテリングに新たな次元をもたらす「シネマティックモード」など、主要な革新技術が採用されています。

また、iPhone 13 と iPhone 13 mini は、A15 Bionic による超高速パフォーマンスと電力効率より長いバッテリー駆動時間、コンテンツを生き生きと映し出す明るい Super Retina XDR ディスプレイ、 Ceramic Shield フロントカバーによる驚異的な耐久性、エントリーレベルの2倍となる128GBのストレージ、業界最高水準のIP68等級の防水性能、そして進化した5Gエクスペリエンスを備えているということです。

価格は iPhone 13 mini が¥86,800〜、iPhone 13 が¥98,800〜となっており、2021年9月17日より予約販売が開始され、24日に発売となります。

iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max は、ProMotion を搭載した全く新しい Super Retina XDR ディスプレイを採用し、最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートにより、タッチ操作をより速く、より反応よく行うことができます。プロ向けのカメラシステムは過去最大の進化を遂げ、新しいウルトラワイドカメラワイドカメラテレフォトカメラが搭載され、魅力的な写真やビデオを撮影することができます。これらの技術により、新しいウルトラワイドカメラでのマクロ撮影や、新しいワイドカメラでの最大2.2倍の低照度性能など、これまでの iPhone では実現できなかった印象的な新しい写真機能を実現しています。

また、「フォトグラフィック・スタイル」のような新しい計算された写真機能は、カメラアプリで画像の外観をカスタマイズすることができ、両モデルともすべてのカメラにナイトモードが搭載されています。動画機能では、美しい被写界深度の変化が得られるシネマティックモード、マクロ動画、タイムラプス、スローモーション、さらには低照度性能の向上など、大きく進化しています。また、両モデルともドルビービジョンによるエンドツーエンドのプロワークフローを提供し、iPhone でしか利用できない ProRes も初めて搭載しています。

iPhone 13 Pro と iPhone 13 Pro Max には、バンド数を増やしてカバー率を高めた 5Gバッテリー駆動時間を大幅に改善して iPhone 史上最高のバッテリー駆動時間を実現した iPhone 13 Pro Max、新たに1TBのストレージ容量、スマートフォンのガラスよりも丈夫な「セラミックシールド」フロントカバーも搭載されています。

価格は iPhone 13 Pro が¥122,800〜、iPhone 13 が¥134,800〜となっており、2021年9月17日より予約販売が開始され、24日に発売となります。

また、iOS 15 は2021年9月20日に無料のソフトウェアアップデートとして利用可能になるということです。

・Apple Watch Series 7

こちらも秋の発表会では定番になった Apple Watch。

Apple Watch Series 7 は、再設計された Always-On Retina ディスプレイを搭載し、画面領域が大幅に拡大され、境界線が細くなり、これまでで最大かつ最も先進的なディスプレイとなっています。境界線を細くすることで、ディスプレイの画面領域を最大化しながらも、時計本体のサイズを最小限に抑えることができます。Apple Watch Series 7のデザインは、よりソフトで丸みを帯びたコーナーによって洗練されており、ディスプレイには独自の屈折エッジが採用されているため、フルスクリーンのウォッチフェイスやアプリケーションがケースの曲面とシームレスにつながっているように見えます。

また、Apple Watch Series 7 では、ディスプレイの大型化に合わせて最適化されたユーザーインターフェースにより、読みやすさと使いやすさが向上しているほか、新しいデバイス専用にデザインされたContour と Modular Duo という2つのユニークなウォッチフェイスも搭載されています。ディスプレイが改良されたことで、18時間のバッテリー駆動時間はそのままに、充電速度が33パーセント向上しているということです。

Apple Watch Series 7 は、これまでで最も耐久性に優れた Apple Watch で、前面のクリスタルはより強く、割れにくくなっています。また、Apple Watch として初めて防塵性能の IP6X 認証を取得し、WR50の防水性能を維持しているということです。

Apple Watch Series 7 は、5種類の美しいアルミニウムケース仕上げと、様々な新しいバンドカラーとスタイルを採用しています。Apple Watch Series 7 の全ラインナップは、今年の秋以降に発売予定となっています。なお、watchOS 8 は、2021年9月20日に Apple Watch Series 3 以降で利用可能になり、iOS15 以降を搭載した iPhone6s 以降が必要となっています。

・iPad mini

他の iPad に遅れをとっていた iPad mini も久々のアップデートにより先進的に。

新しい iPad mini は、8.3インチの Liquid Retina ディスプレイを搭載、まったく新しい A15 Bionic チップを搭載し、前世代よりも最大80パーセント高速なパフォーマンスを実現し、これまでで最も高性能な iPad mini となっているということです。

新たに USB-C ポートを採用し、より高速な接続を可能にし、5Gを搭載したセルラーモデルは、より柔軟なモバイルワークフローをもたらします。新しい先進的なカメラ、Center StageApple Pencil(第2世代)への対応により、ユーザーは写真やビデオの撮影、大切な人とのコミュニケーション、創造力が湧いてきたときにアイデアを書き留めるなど、新しい方法を実現できるとしています。

新しい iPad mini は、64GBと256GBの構成でスペースグレイ、ピンク、パープル、スターライトの新しいカラーラインアップとなっており、価格は¥59,800〜(Wi-Fi)¥77,800〜(セルラー)となっています。

本日より注文を開始し、2021年9月24日に発売となります。また、iPadOS 15 は2021年9月20日より利用可能になるということです。

・iPad 9

エントリーレベルの iPad も次の次元へ

新たに A13 Bionic チップを搭載した新しいiPad(第9世代)は、最も人気の高い iPad にさらに多くのパフォーマンスと機能を詰め込みながら、一日中バッテリーが持続するという特徴を持っているとしています。

¥39,800〜という低価格で提供される新しい iPad は、True Tone を搭載した10.2インチの Retina ディスプレイ、Center Stage を備えた12MPウルトラワイドフロントカメラ、Apple Pencil(第1世代)と Smart Keyboard のサポート、直感的に操作できる iPadOS 15、前世代の2倍のストレージを備えています。

新しい iPadは、本日より予約販売が開始され、2021年9月24日より販売が開始されます。

・総評

今年の新製品群は既存製品の焼き回しが多く、目新しさに欠ける内容だったように思います。

やはり、昨年の iPhone の5G対応や、Apple Watch への新たなヘルスケア機能の追加と比較してしまうと、マイナーアップデート感が否めません。また、相変わらず iPhone の5Gは mmWave には対応しておらず、ロック解除機構も Face ID に頼ったままとなっています。

ユーザーが求めているから。と、カメラ性能をゴリ押しする Apple ですが、どこかユーザーの本当のニーズからは目を背けているようにも見え、イマイチパッとしない発表内容だったように思います。とはいえ、iPad mini や iPad 9 についてはユーザーが求める形に近い製品となっているといえ、iPad に関しては興味を持つ方も多いのではないかと思います。

いずれにせよ、これはあくまでもガジェット好きの戯れに過ぎず、世間的には強い5G端末への買い替え需要があり、オンライン学習などで iPad の需要も高い状態が続いています。これらの要素を考えれば、今回発表された製品群が Apple の価値をより高めることに違いはなさそうです。

 

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