昨日リリースされた「iOS 11.3」。
SNSなどでは「iOS 11.3にしたら動作が軽くなった!」などの報告が上がっていますが、個人の体感としての比較のため正確性には欠けます。
そんな「早くなったの?」という疑問に正確に応えたのが「iAppleBytes」。
今回もアップデート前後の動作速度を比較した動画を公開しています。
今回、公開された動画ではiPhone8、iPhone7、iPhone6s、iPhone6、iPhone5sの5モデルのiPhoneを使用し、「iOS11.3」と同バージョンが公開されるまで最新版だった「iOS11.2.6」を同時に操作し、動作速度の変化を比較しています。
・iPhone 8
様々なアプリを起動させ、ベンチマークテストも実施していますが両者を比較しても大きな差は認められず、iPhone 8では速度差はないようです。
・iPhone 7
こちらに関しても、速度差は認められず前後を比較してもほぼ同等のスピードで動作している事がわかります。
・iPhone 6s〜5s
iPhone 6s
iPhone 6
iPhone 6s、6、5sと、こちらも他機種と同様のテストが行われていますが、大きな速度差は認められませんでした。
・なぜ速度差があるように感じるのか?
では、なぜ多くの人が「iOS 11.3にすると速くなった」と感じるのでしょうか。
一説には気分的な問題という調査結果や、アップデートが実施され端末が再起動されメモリが解放されたなど、様々な要因が推測できます。しかし、今回の場合は少しワケが違うようです。
iOS 11.3を適用して軽くなったー!と騒いでる件。
あながち間違いでもないんだけど、実はそれ、アニメーションがカクツクバグが修正されたのが結構大きいのよ…。(小声)— Kazuto Tanabe (@WWDC1999) 2018年3月30日
これは本サイトの Tanabeが指摘している説ですが、Tanabeによると「iOS 11.3ではアニメーションの関連のバグ」がかなり修正されているとのことで、これらのバグがなくなったことにより、アニメーションがカクツクことがなくなったため、動作がスムーズになったように感じるのではないかということです。
身内話ではありますが、筆者的には最も説得力がある説では…?と感じています。(実施、筆者が使用するiPhone 7でもタイピング時にキーボードが一瞬フリーズするバグが修正されていますし。)
(議論をするとキリがないので)動作速度が向上したかの議論はさておき、「iOS 11.3」を適用することで新機能が追加されたり、セキュリティの改善や細かなバグも修正されますので、iOSユーザーの方は早めにアップデートをするようにして下さい。