みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。

今回は、先日より販売が開始された iPhone 15 ピンク 128GB モデルをレビューします。

また、本誌では同日発売の iPhone 15 Pro および Apple Watch series 9 のレビューも行なっていますので、興味のある方は合わせてご覧ください。

開封

パッケージ

開けると本体がお出まし

内容物は、本体、USB-C ケーブル、取扱説明書類

ディスプレイ側

背面

左から、SIM カードスロット、音量上下、サイレントスイッチ

反対側には電源ボタン

USB-C

カメラのレンズは2つ

hello

なかなか良い色

筆者は何かに付けて、ピンクという色を選ぶ傾向にあり、iPhone 15 と Apple Watch Series 9 をこの色にしました。

かわいい

フレームのアルミも良い感じ

これはやり過ぎな感がある

iPhone のピンク系といえば、近年では iPhone 13 のピンクがありますが、それと比較するとやや色が濃く「桜色」といえるしっかりしたピンクになった印象です。

ほぼ iPhone 14 Pro に

iPhone 15 の特徴を簡単に説明すると、ほぼ iPhone 14 Pro といえる状態です。

外見上、カメラの個数や側面のフレームの材質の違い、常時点灯ディスプレイの有無、USB-C の採用がありますが、中身としてはおおむね iPhone 14 Pro となります。

両者に Dynamic Island はあるが、常時点灯は Pro のみ

iPhone 15 Pro と比較するとベゼルが太いが 14 Pro とは同等

そのため、ほぼ全ての人が性能上の不都合を被るということはないでしょうし、近頃の iPhone の最大のセールスポイントであるカメラ機能も48MPでの撮影が可能となり、iPhone 14 の12MPから大幅に画質が向上しています。

いわば、スタンダードモデルで昨年の Pro 並の性能を備えており、細かな拘りや Pro モデル限定の機能を欲さない場合、誰もが満足できるレベルの製品となっているように思います。

巷でいわれるアレをどう考えるか

このところ、世間では「アレ」が何かと話題ですが、iPhone 15 における「アレ」とは、本体の USB-C ポートの転送速度についてです。

iPhone 15 Pro の USB-C ポートの転送速度は、最大10Gbps(USB 3.2)となっていますが、iPhone 15 シリーズに関しては最大480Mbps(USB 2.0)となっています。

充電速度は20〜23W付近を上下している

巷では、「$799もするスマートフォンの USB-C ポートの転送速度が USB 2.0 とはどういうことだ」「Apple はケチ過ぎる」などと散々ないわれようですが、筆者は別にそうは思いません。

根本的に、OS に関わらず、スマートフォンに有線の周辺機器を接続するという行為を行うこと自体が少数派であり、スマートフォンをコンピュータと同等に考える思想は、古来からのコンピュータユーザーのやりそうなことであり、スマホネイティブ世代には意味不明な行為に近いものです。

また、iPhone のデータ転送をワイヤレスで行えるようになってから十分な時間が経過しており、わざわざ Mac から iPhone を復元する人も稀でしょう。

それを考えると、スタンダードモデルの iPhone の USB-C の転送速度が従来と同じであろうとも、実害を被る人は滅多におらず、Apple のこの判断は至ってまともなものだと思います。

そもそも、USB 2.0 であったとしても、その気になればデータ転送はできますし、iPhone 15 シリーズの場合、アダプタを用意することでディスプレイ出力などもできますので、ディープなガジェットファンが騒ぐほどのデメリットはないでしょう。

総評

今買うべき iPhone。

iPhone 15 はそういえる製品です。基本的な性能やカメラ機能など、多くの部分で iPhone 14 から磨きがかけられ、誰が使ってもまず困らないであろう、堅実で実用的なスタンダードモデルとなっていると思います。

近年の円安進行により、年々販売価格が上昇し、旧型の iPhone が手頃で有力な選択肢になってしまいがちですが、やはり最新の iPhone にしかない魅力や実力があり、2023 – 2024年の間に購入するのであれば、iPhone 15 一択だと感じさせられました。

iPhone の買い換えを検討している方は、iPhone 15 Pro と共に iPhone 15 も検討してみてはいかがでしょうか。