本日、Apple が2023年度第1四半期(2022年10月〜12月)の業績を発表しました。

同社の発表によると、全体の売上高は1,171億5,400万ドル(5%減)、純利益は299億9,800万ドル(13%減)となりました。

地域別の売上高は、以下の通りです。

・アメリカ:492億7,800万ドル(4%減)
・欧州:276億8,100万ドル(7%減)
・日本:67億5,500万ドル(5%減)
・中国:239億500万ドル(7%減)
・アジア太平洋地域:95億3,500万ドル(3%減)

製品別の売上高は以下の通りとなっています。

・iPhone:657億7,500万ドル(8%減)
・Mac:77億3,500万ドル(29%減)
・iPad:93億9,600万ドル(30%増)
・Wearables/Home and Accessories:134億8,200万ドル(8%減)
・サービス:207億6,600万ドル(6%増)

参考
100億ドル→ 約1.3兆円 10億ドル→ 1,300億円 1億ドル→ 130億円

*括弧内は前年同期/前年度比

また、取締役会は、普通株式1株あたり0.23ドルの現金配当を発表しました。この配当は、2022年2月13日の営業終了時点の株主に対して、2022年2月16日に支払われます。

今回の業績は、同社の業績としては2019年来初の減収・減益となりました。この背景には、ホリデーシーズンに主力であった iPhone 14 Pro シリーズを中国の無意味なロックダウン政策により、十分に確保できなかったことが大きく影響しています。

この業績を受けて、Tim Cook(ティム・クック)CEO および Luca Maestri(ルカ・マエストリ)CFO が以下のコメントを発表しています。

『私たち全員が厳しい環境を乗り越えようとしている中、過去最高の製品・サービスのラインナップを揃えることができたことを誇りに思います。また、これまで同様、長期的な視点に立ち、すべての活動において当社の価値観でリードしていきます。12月期には、大きな節目を達成し、現在では20億台以上のアクティブなデバイスが当社の拡大するインストールベースの一部となったことを報告できることを嬉しく思います』(CEO)

『私たちはサービス事業において208億ドルという過去最高の収益を達成し、厳しいマクロ経済環境と大きな供給制約にもかかわらず、恒常通貨ベースで会社全体の収益を伸ばしました。長期的な成長計画への投資を続けながら、当四半期に340億ドルの営業キャッシュフローを生み出し、250億ドル以上を株主に還元しました』(CFO)

 

Apple reports first quarter results