いよいよ、明後日発売となるiPhone Xですが、その開発段階で噂されていた「iPhone XへのTouch IDの搭載」をApple役員が否定しました。
これは、同社のハードウェアエンジニアリング担当上級副社長のDan Riccio(ダン・リッキオ)氏が米メディア TechCrunchのインタビューの中で答えたもので、「ガラスの下にTouch IDを搭載できなかったので、搭載を諦めざるを得なかった、という噂を耳にした」と前置きしたうえで、
『Face IDがかなり優れたものになりそうだという可能性を見出したばかりの時点で、成功すれば製品が売れると思った。同時にこれが本物なら背水の陣を敷いて開発に取り組むしかないと考え、取り組んできた。(中略)だから背面やガラスの下、側面に指紋認証を搭載することを見直す時間はなかった。見直しをすればそれこそ最終段階での変更となってしまい、Face IDをより高品質なものにするという、達成すべきもっと重要なことに集中できなくなってしまうからだ。』
と述べ、AppleとしてiPhone XにFace ID以外の認証システムを組み込む予定はなかったことをアピールしました。
とはいえ、Appleが画面下にTouch IDを埋め込むテストをしていなかったのかと言われれば、否定も肯定もしていないため、現在も何かしらの研究・開発が行われているのかもしれません。
Via: MacRumors
最終更新日:2018年1月25日