Patently Appleによると、Appleはインドの小売店に支払っていたマージンの割合を引き下げたということです。

現地でiPhoneを取り扱う小売店Sangeetha Mobilesの関係者によると、Appleは「iPhone X」の販売マージンの引き下げを行い、従来の6.5%から4.5%と2%のカットが実施されたようです。しかし、2%のカットながらも、実質的にはマージンから得られる利益が約30%減る計算になるということです。

インドで高い人気を誇るSamsungやXiaomiの場合、販売マージンは12~15%、OppoやVivoなどは更に高いマージンを販売店に提示しているようで、Appleのマージンの低さが際立っています。

この改定を受け、現地の販売代理店はiPhone Xを販売しないボイコットを行っているところもあるようです。

しかしながら、この改定の裏にはインド初のApple Storeオープンの目処がたったこと、インドでのiPhone製造目処がたったこと(同国では海外製造の製品には多額の関税がかかる)が関係していると思われ、安価なiPhoneをインド市場に投入すると言う噂もあるようなので、高額なiPhoneシリーズで売り上げを稼ごうという気はAppleにはサラサラないのかもしれません。

とはいえ、インドは今ではアメリカ以上のスマートフォン販売規模を持つ国となっているのも事実で、今後のAppleの展開に注目が集まりそうです。

 

Via: Patently Apple

最終更新日:2018年1月25日

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