テック系メディア Wiredによると、先日リリースされたmacOSの重大な脆弱性を修正するアップデートが、一部の環境では正常にインストールされないことがわかりました。

一部の環境とは、最近になってmacOSを「10.13」から「10.13.1」にアップデートした場合。この場合、「10.13.1」には先日のセキュリティアップデートは含まれていませんので、脆弱性が残ったままのバージョンにアップデートされてしまうようです。

セキュリティアップデートを適用するには、「10.13.1」にアップデートした後、再起動を行い『Mac App Store』の「アップデート」タブから「セキュリティアップデート 2017-001(17B1003)」をインストールする必要があるということです。

Appleは、ソフトウェアのアップデートにロールアップ式と呼ばれる、どのバージョンからでも最も新しいバージョンへアップデートができる方式でのアップデートを実施しており、今回のように再度アップデートを行う必要があるケースはAppleとしては相当稀なケースといえそうです。

とはいえ、深刻な脆弱性で一刻も早いアップデートが求められていたことなどを考慮すると、致し方がないのかもしれません。それに、Appleのことなので近日中に「10.13.1」に統合するか「10.13.2」をリリースして事態を解決するものと考えられます。

なお、最新バージョンかを確認するには『』>「このMacについて」>「システムレポート」>「ソフトウェア」の「システムのバージョン」を確認し、『 macOS 10.13.1 (17B1003)』となっていれば最新のバージョンが適用されており、本トラブルは回避されていることとなります。

 

Via: Wired

最終更新日:2018年1月23日

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