子供さんがいらっしゃる家庭では大活躍する「ファミリー共有」。
保護者が子供のアプリ購入などを制限できる他、欲しいアプリを おねだり することもできるため、お子さんがいる家庭では使われているかと思います。
そんな便利な機能ですが、iPhone Xユーザーだけである不満が噴出しているようです。
iPhone Xに買い換えた方なら既にお気づきかもしれませんが、子供がリクエストしたアプリなどのコンテンツを、親が承認する時にFace IDが使えません。これまでのiPhoneではTouch IDでの承認ができたため、この仕様に不満を持つiPhone Xユーザーが徐々に増えています。
Face IDが使えないとなると、iPhone XにはTouch IDはありませんので、Apple IDのパスコードを入力するしかありません。こうなると、Touch IDがなかったiPhone 5以前とやっている事は大して変わらないという状態となります。この仕様が気に入らないユーザーは多いようで、11月11日にAppleのサポートコミュニティに書き込みがあって以降、スレッドが伸び続けています。
Appleがどうしてこのような仕様にしたかは定かではありませんが、これにはFace IDの認証精度が大きく関わっているものだと推測されています。
同社はFace IDの誤認率は「100万分の1」だと主張していますが、双子や親子、兄弟などでFace IDの目を欺く事ができたという報告が多数寄せられています。実際、Appleも近親者の場合は主張している誤認識率通りにいかないことを、やんわり認めています。
そのセキュリティホールを利用して、子供が親のiPhone Xに勝手にアクセスして、Face IDを欺きコンテンツを購入する。という恐れがある為、訴訟回避の為にもこのような仕様にしているのかもしれません。
Via: BGR
