Myceによると、Google HomeやChromecastデバイスと一部のメーカー製ルータに相性問題が発生しているということです。

相性問題が確認されているのはASUS、Linksys、Netgear、TP-Link、Synologyなどのルータの大半の機種で、これらのルータにGoogle Homeなどを接続すると、一時的なネットワークの切断が頻繁に発生するということです。

原因はGoogleデバイス側にあるようで、TP-Linkのエンジニアが原因を以下のように説明しています。

『通常、デバイスは20秒ごとに2つのパケットを送信する必要がありますが、最近のソフトウェアバージョンでは、アプリがスリープモードを解除すると、いわゆる「MDNSマルチキャスト検出パケット」が大量に送信されることがあります。これは短時間の間に、10万パケット以上を送信することがあり、デバイスがスリープモードに入っている時間が長いほど、より多くのパケットが送信されます。その結果、多くのルータでパケットが溢れてしまうため、インターネットまたは接続されたデバイスへのネットワーク接続をシャットダウンします。』

筆者はネットワーク関連のことにあまり詳しくなく、正確な説明かどうかはわかりませんが、Google HomeやChromecastがスリープから復帰すると、ルータに大量の通信を投げ付け、ルータがそれを処理し切れず、大量の通信をぶん投げてくるデバイスへのインターネット接続をシャットアウトしてしまう。ということのようです。

現時点でGoogleがこの問題を把握し、改善に取り組んでいるかは分かっていませんが、一部のメーカーはルータのファームウェアを最新のものに更新することでこのトラブルを回避できるようにしているということですので、同じ症状が発生している方は一度、ルータのアップデート作業を行ってみてはいかがでしょうか。

 

Via: 9to5Google

最終更新日:2019年3月30日

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