本日、アメリカの民間調査会社Loup Venturesが、スマートスピーカーに関するレポートを公開しました。

公開されたレポートを作成するにあたって調査が行われたのはアメリカの消費者520人で、その内スマートスピーカーを所有していたのは全体の31%でした。スマートスピーカーを所有している31%の人にどのメーカーのスマートスピーカーを使用しているかを尋ねたところ、Amazon Echoシリーズが55%で首位、2位にGoogle Homeシリーズ(23%)、3位にMicrosoftのCortana(15%)という結果となりました。

この調査結果で注目すべき点は、2018年2月9日にアメリカ、イギリス、オーストラリアで販売が開始されたばかりのAppleのスマートスピーカー 「HomePod」が発売後2週間未満にも関わらず全体シェアの3%を占めていることです。現時点ではAmazonやGoogleなど、先行していたメーカーのシェアが高くなっていますが、今後の販売状況次第ではHomePodが差を詰める可能性も十分にあります。

 

また、同調査ではスマートスピーカーの満足度に関する調査も行われており9割近い人が満足と答えています。

スマートスピーカーを所有している人の30%が「デバイスに非常に満足」と回答し、59%の人が「満足」と回答しており、合計すると89%の人がスマートスピーカーに満足していることがわかりました。しかし、この結果を米メディア9to5Macは「そもそもユーザーがスマートスピーカーに求めるレベルが低いからだ」とし、満足と答えているユーザーもスマートスピーカーに配慮を行って使った結果、満足しているだけではないかと指摘しています。

今後、スマートスピーカー市場がどのような展開になるかはわかりませんが、爆発的普及前夜と言われる全体所有率16%という数字をアメリカでは既に超えており、スマートフォンに引き続き、今後数年間で爆発的普及・拡大を遂げる市場であることに間違いはなさそうです。

 

Via: 9to5Mac

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