本日、米メディアBloombergが報じたところによると、Appleの社員が限定閲覧できる同社の社内向けブログに「昨年だけで29人による情報流出が発覚、うち12人は逮捕に至った」と記されていたことがわかりました。

公開されたポストで同社は従業員に対し、将来計画や新製品に関する情報のリークをやめるよう通知するとともに、情報流出が判明した場合、法的措置を取る可能性があると警告しており、その実例として解雇された人数とその後、それが原因で逮捕に至った人数を公開したようです。

Appleに限らず、多くの企業は、自社の情報、特段に新製品に関わる情報の管理にはかなり神経を尖らせます。実際、GoogleやFacebookのような、社員に対し自社の将来の計画をオープンにしている企業ですら、その情報を外部に漏らした場合、解雇される程です。

今回、Appleが機密情報管理の徹底を再び指示した詳しい経緯などはわかりませんが、昨年9月に各OSのGM版(開発最終バージョン)が正式リリース前に流出したり、過去にはiPhoneの起動に関する重要なファイルが持ち出されたりと、Appleやユーザーを危険に晒す行為を行う社員もいたのも事実です。

今回、Appleが社員向けに公開したメッセージの全文は、メッセージが公開されたことを報じたBloombergで確認できますが、そもそもこの文章も内部機密に当たるはずで、今回の情報を流したことによりまた解雇される人が出るのかもしれません。

 

Via: Bloomberg

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