本日、Apple が「iPhone や iPad のソフトウェアをアップデートして位置情報や日時の問題を回避する」と題したサポートドキュメントを公開しました。

このドキュメントは、GPS 週数ロールオーバーの問題に対応するために、先日 Apple がリリースしたソフトウェアアップデートの内容を説明するものとなっています。同社は、2012年以前に発売された一部のモデルの iPhone や iPad で、2019年11月3日午前12時 (UTC) の直前から、GPS による正確な位置情報と正しい日時を維持するため、iOS アップデートの適用が必須となると案内しています。

このアップデートを適用しない場合、2019 年11月3日午前12時 (UTC) 以降に、GPS の正確な位置情報や日時情報を維持できなくなることがあるとしています。

また、2019年11月3日より前の段階でデバイスをアップデートしなかった場合、OTA (Over The Air) でソフトウェアアップデートを受け取れなくなる可能性があることも案内されています。その場合、デバイスをアップデートするには、テザリング接続を使って iTunes や Finder で復元するしか方法はないとしています。

なお、対象となる端末は以下の通りとなっています。

・iPhone 5
・iPad (第 4 世代) Wi-Fi + Cellular
・iPhone 4s
・iPad mini (第 1 世代) Wi-Fi + Cellular
・iPad 2 Wi-Fi + Cellular (CDMA モデルのみ)
・iPad (第 3 世代) Wi-Fi + Cellular

※それ以前のモデルでも、GPS週数ロールオーバーの影響を受けるモデルが存在しますが、上記以外へのソフトウェアアップデートの提供は行われていません。

現時点でも、対象の端末を利用しているユーザーはごく僅かだと思われますが、利用中のユーザーは必ずアップデートを適用するようにして下さい。

 

iPhone や iPad のソフトウェアをアップデートして位置情報や日時の問題を回避する

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