本日、Apple が Apple at Work にユナイテッド航空の実例を追加しました。
同 Web ページには、
『ユナイテッド航空は、何百万人もの人々を最も重要な場所と瞬間に結びつけています。同社は、こうしたつながりを実現する鍵は従業員であると認識しています。iPhone と iPad により、ユナイテッド航空の85,000人の従業員は完全にモバイル化され、最も効果的に働くことができるようになりました。また、iPad や iPhone のカスタムアプリケーションのアイデア出しや開発には、ユナイテッドの従業員も参加しており、従業員の参加がイノベーションを促進するというユナイテッドの信念が表れています。これにより、社員は旅行を向上させ、顧客サービスを第一に考えるための新しいソリューションを考え出すことができるようになりました。』
とのコメントが書かれており、インフォグラフィックには以下の情報を含めています。
・効率性の向上により、ユナイテッド航空は、顧客サービスを損なうことなく、各フライトに必要な出発係員を2名から1名に減らすことができました。
・iPad を使ったメンテナンスリリース文書のデジタル承認により、4,386便の遅延を防ぎ、年間684,000人の乗客が遅延を経験せずに済むようになりました。
・United Tech のカスタムアプリケーションは、技術者の紙への依存をなくし、メンテナンス時間を1便あたり8分短縮し、1か月あたり100万枚の紙を節約しています。
なお、ユナイテッド航空は12万台以上の Apple デバイスを導入しており、導入規模は航空会社では最大となると見られます。
航空業界では、その他にも FINNAIR が導入事例として紹介されている他、以前にはシンガポール航空での運用を Tim Cook(ティム・クック)CEO が視察するなど、Apple デバイスの活用事例が多く存在します。
余談ですが、ユナイテッド航空は数年前、Apple との取引額や座席供給量などの契約上の機密情報を Apple の許可なく公開したとして、Apple から非公式に厳重抗議を受けています。この一件で、両社の関係性が危ぶまれていましたが、今回の事例公開を見る限り、両社の関係性は良好なようです。