本日、Apple が衛星通信経由の緊急SOS機能の提供エリアをさらに拡大することを発表しました。

新たに利用可能になる国は、オーストリア、ベルギー、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガルの6カ国で、今月下旬より利用可能になるということです。

この機能は、iPhone 14 シリーズに搭載されている衛星通信モジュールを利用して、携帯電話が圏外となる場所や Wi-Fi での通信ができない場所でも緊急SOS機能が利用できるというものです。

衛星を介した緊急SOSは、緊急SOS、医療ID、緊急連絡先、マイロケーション共有など、iPhone ユーザーに不可欠な既存の機能に基づいて構築されており、緊急サービス、家族、友人と重要な情報を共有するためのより深いアプローチのために衛星通信機能を提供するとしています。

緊急通報が行われた場合、テキストメッセージを受信する準備ができている緊急サービスもしくは、ユーザーに代わって PSAP に連絡する準備ができている Apple の訓練を受けた緊急スペシャリストと中継センターのいずれかに接続されます。

この機能は、iPhone 14 シリーズをアクティベーションしてから2年間無料で使用できます。

なお、本機能を利用するには iOS 16.1 以降が必要となります。