米メディア MacRumors によると、Apple Watch Series 6/SE で異常気象下で高度表示が正常に行われないケースが報告されているということです。
Apple Watch Series 6 と SE にはリアルタイムの高度を表示する機能があり、Apple が公開している情報によると、GPS と近くの Wi-Fi ネットワークからの情報を相互参照して、対地高度のわずかな変化でも1フィートの違いまで検知するとされています。
しかしドイツのユーザーの報告によると、低気圧下が長期間継続した場合、200〜300m程の大幅な誤差が生じるということです。
基本的に、海抜高度は大気圧に影響を受け変動するものであるため、気圧により影響を受けること自体は通常の挙動です。しかし、報告されている問題では気圧変化があっても高度適正値が校正されず、結果的に正常な高度が表示されなくなるということです。
Apple は Apple Watch の 高度計規正値の校正機能を実装していない上、再校正が行われる条件や頻度についても明らかにしていないため、本問題に遭遇した場合の明確な解決策は本体の初期化しかないということです。