AppleはFace IDについて「誤認識率は100万分の1」、ハリウッドの特殊マスク製作者や特殊メイクアーティストと連携し、ユーザー以外の顔を認識しないようになっていると述べていましたが…。

ベトナムのセキュリティ企業、Bkavが、人物の顔を3Dプリントしたフレームで作ったマスクで、iPhone XのFace IDを突破するデモンストレーション動画を公開しました。

マスクには特殊な加工が施されているそうですが、フレームにシリコン製の鼻を取り付け、目の部分を印刷して貼り付けられただけのマスクであっさりとiPhone Xのロックか解除される様子が動画中に映っています。

この実験を行ったBkavは、顔認証について「まだ十分に成熟しているとは言えない」と結論付けています。

しかし、アメリカメディアのAppleinsiderはこの結果に、「人物の顔の正確な情報をもとにマスクを制作するのは、難しく、費用もかかるため、現実的な脅威にはならないだろう」と、Face IDの安全性が脅かされるような問題ではないとの見方を示しています。

とは言え、そっくりな双子や、少し顔つきが違う兄弟でも何度も繰り返していくうちにロックが解除されてしまうなど、Face IDには至らない点も多く、今後のブラッシュアップは必須となっています。

 

Via: AppleInsider

最終更新日:2018年1月25日

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