先日より問題となっていたiPhoneの性能抑制問題。
アメリカなどでは訴訟沙汰となっていましたが、フランスでは当局による捜査が始まりました。

当局が捜査に乗り出したのは、フランスの消費者団体Stop Planned Obsolescence(計画的陳腐化を止める会)の訴えがでた為で、捜査の結果、この団体の主張が全面的に認められた場合、同社に現地担当者の禁固刑を含む実刑が下される可能性もあります。

この団体はAppleの対応について「古いデバイスの性能低下は、新たなモデルを消費者に購入させるための故意の行為に見える」と強く批判しています。

実際、Appleはバッテリーが劣化し予期せぬシャットダウンを防止するために性能抑制を行っていたのは事実ですが、同社はこれらの事実を認め謝罪、今後の改善も約束しているので、担当者が禁固刑になる可能性は低そうですが、罰金刑を命じられる可能性はありそうです。

しかし、「使用中によくわからない理由で頻繁にシャットダウンする端末」と「バッテリーが劣化してきたら性能抑制を行う端末」のどちらかを選べ。と言われれば筆者は後者を選びたくなりますし、リチウム電池の特性上、経年劣化による出力減少は仕方がないことなので、今後の対応にユーザーは目を光らせる必要があるのかもしれません。

 

Via: BBC

最終更新日:2018年4月27日