米メディア 9to5Macによると、Appleは中国 App Storeから CallKitフレームワークを利用するアプリの削除を開始したと言うことです。

これは、中国の産業情報技術省から新たに施行された規制に対応するためのもので、同社は少し前よりCallKitフレームワークを利用したアプリの開発者にこの旨を伝えるメッセージを送っていたようです。

メッセージには、政府の規制のため、アプリケーション内でCallKit機能を提供することができなくなったことを案内していると言うことで、中国向けのアプリを開発する開発者が中国のApp Storeでアプリケーションを引き続き提供するには、CallKitを利用した機能を削除する必要があると記載していたようです。また、中国限定で一部機能を削除できることも合わせて案内されていたようです。

実際、WeChatがこの影響を受けたと見られており、CallKitフレームワークを利用した機能の提供を開始したものの直ぐに提供が中止されていました。

なお、中国政府は同社にCallKitのVoIP機能に問題があると指摘した可能性が高く、同様の理由でSkypeがサービス中断を余儀なくされたことを考えると、Appleが今回の対応を取った理由を想像することは容易です。

 

Via: 9to5Mac

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