本日、Apple が iOS 13.2と iPadOS 13.2 を正式にリリースしました。
変更点は、以下の通りとなります。
iOS 13.2では、iPhone 11、iPhone 11 Pro、およびiPhone 11 Pro MaxでA13 Bionic搭載のNeural Engineを使用して、低照度の場所で取り込んだ画像の質感と細部の表現を大幅に向上させ、低ノイズに仕上げる高度な画像処理システムDeep Fusionが加わります。また、絵文字のアップデートと追加、AirPodsでの着信メッセージ読み上げ機能の導入に加え、AirPods Pro、HomeKitセキュアビデオ、HomeKit対応ルーター、および新しい“Siriのプライバシー”設定にも対応しました。このアップデートにはバグ修正と改善も含まれます。
カメラ
・iPhone 11、iPhone 11 Pro、および iPhone 11 Pro Max の Deep Fusion で、A13 Bionic 搭載の Neural Engine を使用して、様々な露出の画像を複数取り込み、ピクセル単位で解析を実行し、各画像の良い部分を合成することで、中〜低照度の場所で取り込んだ場合でも質感と細部の表現が大幅に向上した低ノイズの写真を生成する機能が利用可能に
・iPhone 11、iPhone 11 Pro、およびiPhone 11 Pro Maxの“カメラ” Appからビデオの解像度を直接変更することが可能に
絵文字
・動物、食べ物、アクティビティ、新しいアクセシビリティの絵文字、性別のない絵文字、カップルの絵文字で肌色の選択など、70種類以上の絵文字を追加またはアップデート
AirPods
・“Siriで着信メッセージを読み上げ”により、受け取ったメッセージを読み上げてAirPodsで聞くことが可能に
・AirPods Proに対応
ホーム
・HomeKitセキュアビデオを使用して、防犯カメラからのビデオを暗号化して非公開で収録、保存、および表示が可能。人、動物、車両を検知する機能を搭載
・HomeKit対応ルーターを利用して、お使いのHomeKitアクセサリのインターネット上または自宅での通信相手をユーザが制御可能に
Siri
・“プライバシー”設定で、Siriおよび音声入力に対する操作の音声をAppleが保存することを許可することにより、Siriおよび音声入力の改善に協力するかどうかを選択することが可能に
・“Siri”設定からSiriおよび音声入力の履歴の削除が可能に
バグ修正とその他の改善
・他社製Appでパスワードを自動入力できない場合がある問題を修正
・“検索”を使用するときにキーボードが表示されない場合がある問題を解決
・スワイプしてホーム画面に移動する機能がiPhone X以降で動作しない場合がある問題に対処
・“メッセージ”で、通知を繰り返すオプションがオンになっているときに通知が1回しか送信されない問題を修正
・“メッセージ”に連絡先の名前ではなく電話番号が表示される場合がある問題に対処
・“連絡先”で連絡先のリストではなく前回開いた連絡先が表示される問題を解決
・マークアップした注釈が保存されない場合がある問題を修正
・保存したメモが一時的に消えてしまうことがある問題を解決
・“設定”の“今すぐバックアップを作成”をタップした後で、iCloudバックアップが正常に完了しない場合がある問題を修正
・AssistiveTouchを使ってAppスイッチャーを有効にするときのパフォーマンスを改善
アップデートの際は必ずバックアップを作成してから実施するようにして下さい。また、MVNOユーザーの方は契約先のMVNOの動作確認が終了するまではアップデートを控えることを推奨します。
なお、アップデートは『設定』>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」より行えます。