みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。
今回は、Apple の AC アダプタのプラグが取り外しできる理由をご紹介します。
なお、本記事は Appleワールドトラベルアダプタキット をレビューした記事の延長版ですので、必要な方はこちらも合わせてご覧下さい。
そもそも着脱できることを知っていますか?
Apple は Mac、iPhone、iPad など用に、様々な充電器を製造しています。
その大半で、プラグ着脱式が採用されており、以下のように充電器からプラグ部分(ダックヘッド)を取り外すことができます。
写真では、旧 MacBook シリーズに採用されていた MagSafe アダプターを使用していますが、現在主流の USB-C タイプの純正充電器のプラグと iPad に同梱されている12/10W アダプタも同様にプラグ部分を取り外すことができます。
使い方は2種類
多くのACアダプタで、プラグ着脱式が採用されているのには理由が存在します。
1つ目の理由は、プラグ交換式にすることで世界各国どこでも同じ充電器を使えるようにするためです。
Apple では、上記の7タイプのプラグを製造・販売しており、Appleワールドトラベルアダプタキット として入手することができます。このキットを利用すれば、世界各国のプラグ(コンセント)の形状に対応することができ、その国に合った充電器をもう1つ用意しなくても良いというメリットがあります。
2つ目は 電源アダプタ延長ケーブル を利用するためです。
2015年までは、MacBook を購入すれば付属品として付属してきた本製品ですが、それ以降は同梱されなくなったため、存在を知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、このケーブルを利用することにより各種電源ケーブルのケーブル長を延長することが可能になります。
番外編的な使い方も可能
Apple の取り外し可能な ACアダプタは、上記以外にも番外編的な使い方が存在します。
その最も代表的な例は、Twelve South PlugBug Duo です。
本製品は、取り外し可能な ACアダプタの構造を利用して、USB-A ポートを追加できる便利グッズです。安全性的に大丈夫なのか?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、Apple Store で Mac 向けのアクセサリーとして取り扱いのある信頼できる製品です。
また、Ten One Design Blockhead を利用すれば ACアダプタの向きを変えることもでき、よりコンパクトにACアダプタを使うことができます。
原則はAppleワールドトラベルアダプタキットの利用を
今回、Apple の ACアダプタのプラグが取り外しできる理由についてご紹介しました。
記事の性質上、メカニック的な内容は省略していますが、Apple 製の ACアダプタを海外で利用する際は必ず Appleワールドトラベルアダプタキット を利用するようにして下さい。対応しない市販の変換プラグや延長コードなどを利用した場合、各国の電圧の違いにより発火・発煙などの事故に繋がる恐れがあります。
※本記事中で紹介した製品は日本国内/国外での使用に対応しています。