昨日のこととなりますが、IIJのエンジニアである堂前 氏が新型iPhoneなどのeSIMについて言及しました。
<2018/10/31 Update>
IIJは、最新iPhoneでのeSIM実験を成功させており、商用化は未定のものの物理的にはMVNOでもeSIMが利用可能であることがわかりました。詳細はこちら。
同氏はTwitterアカウント(@IIJ_doumae)上で、新型iPhone、Apple WatchのeSIMについて以下のように触れています。
たくさんご質問を頂きそうなので先にご説明を‥。
IIJではフルMVNOとしてeSIM対応への作業を進めています。以下の発表で言及しているのはGSMA標準規格のRSP Phase2準拠の技術です。こちらについては今後IIJサービスとしてのご提供することも考えています。(続くhttps://t.co/00SFwM7Ydq— 堂前@IIJ (@IIJ_doumae) 2018年9月13日
続)このような標準規格以外に、特定メーカー独自技術の”eSIM”もありますが、互換性はありません。
本日発表の新iPhone・AppleWatchに”eSIM”が搭載されるということですが、それが標準規格なのか独自技術なのかは公表されていません。そのため、現時点で対応可否についてお話しできることがありません。— 堂前@IIJ (@IIJ_doumae) 2018年9月13日
また、報道によれば国内iPhone取り扱いキャリアのeSIM対応についても明確な説明はまだない※ようです。従いまして、キャリアとIIJmioを組み合わせた利用ができるかについても、判断できる材料がございません。
※「対応予定」とコメントされたキャリアもあるようですが、詳細不明です— 堂前@IIJ (@IIJ_doumae) 2018年9月13日
私たちも新iPhone・AppleWatchやeSIMには興味を持っています。しかし、現時点では何か検討し、コメントできるような情報がないという状況です。
— 堂前@IIJ (@IIJ_doumae) 2018年9月13日
現時点では、新型iPhoneなどに搭載される「eSIM」についての情報が少なく、判断材料が欠けること、国内キャリアが軒並みeSIM対応を未定としていることを挙げ、「現時点で対応可否についてお話しできることはない」としています。
なお、IIJではGSMA標準規格のRSP Phase2に準拠するeSIMサービスの提供を準備しており、こちらについては今後IIJサービスとしての提供することを視野に入れているということです。