みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。
今回は、普段から頻繁にレビューしているcheero製品に関するネタを書きたいと思います。
突然ですが、Googleなどの検索エンジンから本サイトへの流入ワードを観察していると、よく以下のワードを目にします。
・Auto-ICとは
・Auto-IC Quick Charge違い
ハイ。今回、取り上げるのはcheeroのモバイルバッテリーやACアダプターなどに搭載されている「Auto-IC 機能」について。ここ数ヶ月ニャンボーバッテリーの登場や、cheeroさんが新製品を大量投入していることもあり、かなり上記のワードで本サイトを訪れる方が増えています。
しかしながら、本サイトは元よりcheeroさんの公式ページや他のメディアも「Auto-IC」についてだけを取り上げた記事を作っておらず、「結局、Auto-ICとはどんな機能なのか」と言うことがかなりわかり辛くなっている印象です。
また、バッテリーのレビュー記事などでも本機能の説明が省略されているものが多く、「Auto-IC」についての疑問を解決出来ていない方が多いのではないか?と思い、今回この記事を書いてみました。
今回は、Quick Chargeとの違いも含め、出来るだけ分かりやすく「Auto-IC機能」をご紹介して行きます。
・Auto-ICはcheeroの独自技術!
Auto-ICはcheeroさんの独自技術の名称です。
又、他社への供給は行われていない事から、cheero製品にのみ搭載されている機能です。
このAuto-ICを簡単に説明すると「端末に応じた電流を流す技術」です。
モバイルバッテリーなどに内蔵された内部基盤がiPhoneが接続されたらiPhoneに適した電流を流し、iPadが接続された時にはiPadに最適な電流を流す。と言った制御をしています。
この制御を行うことで、あらゆるデバイスを最速で充電することが出来ます。
またモバイルバッテリーなどでは、端末充電中に必要以上の電流が流れない為、バッテリーの浪費防止にもなります。
と、言うことを全て勝手にやってくれるのがAuto-ICです。
どうしても原理や仕様的なお話を書いてしまうと、Auto-ICをザックリと知りたい方に向かない記事になってしまうので、今回はこの辺りで止めておきますが、ある程度需要があるのであれば、追記したいな。と思っています。
・Auto-ICとQuick Chargeの違い
こちらも、意外と説明が簡単です。
先ほども書いた通り、Auto-ICはcheeroさんの独自技術。
Quick ChargeはQualcommと言う半導体メーカーの急速技術の名称です。
この2つの大きな違いは、対応機種の幅です。
Auto-ICはApple/Androidデバイスを含む、ほぼ全ての端末の最短充電が可能です。
しかし、Quick ChargeはApple製品では使用できない上、Androidでも使える機種、使えない機種がある高速充電規格です。
充電性能的にはQuick Chargeの方が高く、時短効果では圧倒的にQuick Chargeに軍配が上がりますが、Quick Chargeは対応機種でなければその効果は発揮されません。また、Quick ChargeはAndroidの中でもハイエンド機種に採用される傾向が強く、仕様も特殊であるため採用する端末はかなり限られています。
ですので、iPhoneやQuick Charge非対応のAndroidが多く普及している現状では、Quick ChargeよりAuto-ICの方が重要性は高いと言って良いと思います。
・Quick Charge対応製品はQualcommの公式ページで確認できます
詳しい説明をすっ飛ばして技術解説をすると言う暴挙に出ましたが、いかがでしたでしょうか?
詳細な仕様の説明をせずに「Auto-IC」を語ると言うのは、かなり難しく、自分自身で本稿を書いていても機能の全てを伝え切れている自信があまりないのですが、多少なりとも参考になればな。と思います。