本日、Apple が Mac Pro のGPUオプションに AMD Radeon Pro W6800X・W6800X Duo・W6900X を追加しました。

AMD Radeon PRO W6800・W6900グラフィックスボードは、32GBのECC対応GDDR6メモリを搭載したRDNA 2世代のウルトラハイエンドグラフィックスボードです。オプションの価格帯は、W6800Xの+¥264,000〜W6800X Duo x 2 の+¥1,056,000となっており、各グラフィックスカードの詳細は以下の通りとなっています。

AMD Radeon Pro W6800X

ワークステーションクラスのグラフィックスが必要な場合や、負荷の高いプロ向けアプリケーションで作業する場合は、最大512GB/sのメモリ帯域幅を持つ32GBのGDDR6メモリが搭載されたAMD Radeon Pro W6800Xを選びましょう。このグラフィックスのオプションは、AMDのRDNA2アーキテクチャを備え、最大16.0テラフロップスの単精度または最大32.0テラフロップスの半精度という演算性能を発揮。最大6台の4Kディスプレイ、3台の5Kディスプレイ、または3台のPro Display XDRに対応します。

1つのMPXベイ全体を占めるフルハイトMPX Moduleが、カード上にある4つのThunderbolt 3ポートと1つのHDMI 2.0ポートのために、追加の電力とPCIe帯域幅を使います。2つのW6800X MPX ModuleをMac ProにインストールしてInfinity Fabric Linkで接続することで、強化されたマルチGPUの性能をFinal Cut Proなどのアプリケーションで活用することもできます。2つのGPUを追加するオプションを選択すると、Infinity Fabric Linkコネクタが最初から内蔵されるので便利です。

AMD Radeon Pro W6900X

ワークステーションクラスで最高レベルのグラフィックスが必要な場合や、負荷の高いプロ向けアプリケーションで作業する場合は、最大512GB/sのメモリ帯域幅を持つ32GBのGDDR6メモリが搭載されたAMD Radeon Pro W6900Xを選びましょう。このグラフィックスのオプションは、AMDのRDNA2アーキテクチャを備え、最大22.2テラフロップスの単精度または最大44.4テラフロップスの半精度という演算性能を発揮。最大6台の4Kディスプレイ、3台の5Kディスプレイ、または3台のPro Display XDRに対応します。

1つのMPXベイ全体を占めるフルハイトMPX Moduleが、カード上にある4つのThunderbolt 3ポートと1つのHDMI 2.0ポートのために、追加の電力とPCIe帯域幅を使います。2つのW6900X MPX ModuleをMac ProにインストールしてInfinity Fabric Linkで接続することで、強化されたマルチGPUの性能をFinal Cut Proなどのアプリケーションで活用することもできます。2つのGPUを追加するオプションを選択すると、Infinity Fabric Linkコネクタが最初から内蔵されるので便利です。

AMD Radeon Pro W6800X Duo MPX Module

グラフィックス性能のレベルを引き上げたい時は、Radeon Pro W6800X Duo MPX Moduleを選んでください。最も高いパフォーマンスが要求されるマルチGPU対応のプロ向けアプリケーションに最適です。このモジュールは2つのW6800X GPUを持ち、それぞれが最大512GB/sのメモリ帯域幅をもたらす32GBのGDDR6メモリを搭載。2つのGPUはInfinity Fabric Linkによってオンボードで接続され、4つのW6800X GPUが通信できるように2つのW6800X Duo Moduleをブリッジさせることもできます。

GPUレンダリングや高度なカラーグレーディングなどの負荷の高いタスクを実行する場合は、Mac Proに2つのモジュールをインストールしましょう。最大30.2テラフロップスの単精度、または最大60.4テラフロップスの半精度という演算性能を発揮します。Radeon Pro W6800X Duo MPX Moduleは、最大8台の4Kディスプレイ、4台の5Kディスプレイ、または6台のPro Display XDRに対応。1つのMPXベイ全体を占めるフルハイトMPX Moduleが、カード上にある4つのThunderbolt 3ポートと1つのHDMI 2.0ポートのために、追加の電力とPCIe帯域幅を使います。2つのGPUを追加するオプションを選択すると、Infinity Fabric Linkコネクタが最初から内蔵されるので便利です。

なお、現時点では注文時に本オプションを選択することで、新しい GPU を選択することが可能ですが、グラフィックボード単体での販売は現時点では行われていないため将来的に既存ユーザーがこのGPUを利用できるかは不明です。

 

Mac Pro –  Apple

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