みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。

Apple 製品の中に「AirTag」というアイテムトラッカーがあるのはご存知でしょうか。本誌でもレビューし、筆者やその家族、周囲の友人など使っている人からは好評しか聞こえてこず、多くの方が便利に使っている製品だと思います。

AirTag は、Apple の Find My(探す)という機能を利用しており、実はこの機能をサードパーティでも実装できるようにする MFi が存在します。今回は、イヤホンとしては世界で初めてこの機能に対応したサードパーティ製イヤホン Belkin SOUNDFORM Freedom をレビューします。

なお、本製品は先日の Amazon 新生活セールにて¥3,022で販売されていたものです。

・開封

パッケージ

高級感のある内箱

内容物は、本体、充電用ケーブル(USB-A to C)、イヤーピース(S/M/L)、取扱説明書

本体

充電用 USB-C 端子

蓋を開けるとこんな感じ

Find My のロゴが入れられている

イヤホン本体(耳からうどん に近いものを感じる)

・音質

イヤホンの最も大切な要素である「音質」。本製品ははっきりいって「悪い」としかいえません。

低価格のイヤホンにありがちな、高音の弱さを低音の強さで誤魔化す手法が存分に使用されており、¥1,000台の中華イヤホンレベルの音質です。近年レビューしたワイヤレスイヤホンでは、Find My 以外の全ての機能を持つ Anker Soundcore Liberty Neo 2 の方が音質では上だと思います。

というか、全体的な音のバランスが悪すぎて聴くに堪えないケースもありますので、音が出るイヤホン(当たり前)程度の認識が正しいように思います。

もっとも、筆者は SHURE SE846 オーナーであること、そもそもイヤホンを目的として本製品を買ったわけではありません。ですので、音質については「ハッキリ言ってどうでも良い」ので、これ以上のことには言及しません。

・本製品を買った理由

ここまで読むと、「イヤホンをイヤホン目的で購入していない」ただ頭がおかしい奴と思われます。

しかし、本製品最大の魅力は「Find My」に対応していること。察しの良い方ならお気づきかもしれませんが、Amazon のセールで本製品を¥3,022で購入しています。この価格は、Apple の AirTag 1個の価格(¥3,800)を下回るものであり、AirTag を追加でもう1つ買うかどうか悩んでいた筆者にとっては朗報でしかありませんでした。

すなわち筆者は、Find My 機能に対応したイヤホンのケースが欲しかっただけであり、イヤホンには元から何の用事もないということです。

ワイヤレス充電中

さらに、AirTag はボタン電池交換式であるのに対し、本製品はワイヤレス充電もできる充電式である点も考えようによっては AirTag の利便性を上回るものがあり、(待機時間の長さはさておき)AirTag の小ささを必要としないのであれば、逆にメリットと感じる人もいるのではないでしょうか。

・運用方法

本製品は、形こそ違えど AirTag と全く同じように使用できます。

画面上も AirTag と同様の扱い

筆者はこの特性を活かし、カバンにつけていた AirTag を他へ流用し、カバンに本製品を仕込む。という使い方をしています。元々、「一応のために」とワイヤレスイヤホンを常にカバンに入れておく習慣もあったため、そのイヤホンが本製品に変わっただけといえるため、これといって不便さを感じるシーンもありません。

・安易に「サウンド再生」を押すな

Find My 対応デバイスでは、デバイスから音を流す機能が実装されています。

本製品の場合、甲高い「ピー・ピー・ピー」という電子音がなります。筆者はどんな音が鳴るんだろう?と思い興味本位で押したところ、高度利用者向け緊急地震速報受信時の音と瓜二つで、ドキッとしました。この音は受信機のメーカーにより異なるものですが、筆者が使用している受信機の音とほぼ同じであり、本製品の「サウンド再生」にドキッとする人は一定数いるのではないでしょうか。

アメリカのメーカーが日本の、しかも高度利用者向けの緊急地震速報受信機の音を知っているはずもないので、責めようはありませんが、もう少し異なる音声に変更して欲しいと強く思います。

・総評

メーカーがこの記事を見たらブチギレて、二度と AirTag を下回る価格でセールを展開しなくなりそうですが、私の目的は果たせているため素直に「買ってよかった」と感じています。

というよりも、定価¥9,997に設定されている製品が、¥3,022で販売される現象にはそもそも理解し難いものがあります。比較的多くの Belkin 製品を愛用している筆者ですが、未だに「突然の価格破壊」には納得できておらず、先日も発売直後の製品をいきなり約¥1,000ほど下げられて、解せない状態に陥っていました。

そんな中での本製品の投げ売りは、筆者個人の多少のご機嫌取りになったので良しとしますが、Belkin の最大にして最悪の欠点といえる部分ですので、改善されるべき点だと思います。

総評に一体何に対する総評を書いているんだという話ですが、Belkin 製品としては珍しくイヤホンとしての完成度は低いですが、AirTag 代わりに使うには良い製品だと思います。

皆様もセール時に本製品の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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