みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe です。

今回は本誌ではお馴染みとなりつつある、米国のガジェットブランド Satechi より販売されている USB 4 Multiport Adapter with 8K HDMI をクイックレビューします。

・開封

パッケージ

内容物は本体と説明書

本体

USB-C、SDカードスロット、MicroSDカードスロット

Ethernetポート、イヤホンジャック

HDMI と USB-A

・速度測定

Satechi の USB-C ハブは、過去に公称性能に未達である製品が多数存在しました。

それらの製品の多くは、Ethernet(有線LAN)の性能が制限されているというもので、最大100Mbpsしか速度が出ないということがありました。この問題は、過去の話であるため、今頃になって同じ問題が存在し続けるとは思いませんが、一応性能を確認しておきました。

確認の結果、上り最大332Mbps、下り最大851Mbpsを記録し、テスト環境のインターネット回線は最大1Gbpsであることから、最速に近い状態で通信ができていることを確認できました。

また、SDカードスロットについても、UHS-I の最大値に近い数値であることが確認できました。

・UHS-II 非対応をどう考えるか

本製品は、SDカードスロットを備えていますが、近年ではスタンダードになってきた UHS-II には対応していません。

筆者は、α6500オーナーですので、関係ないと思っていましたが、それはあくまでも購入時にα6700という存在がまだ世の中に公表されていなかったためであり、今現在は「なんかイマイチだな」と感じています。

そのため、SDカードの転送速度を気にする方は、本製品の購入は控えた方が良いかもしれません。

・総評

欲しい人は買えば良い。

本製品はこれくらいの製品かと思います。SDカードスロットの話はともかくとして、基本的な仕様や性能に関しては並のものとなっており、普通に使用することができます。

とはいえ、数千円程度のハブと何か特別に変わることがあるのかと言われれば、ないため、8K出力に惹かれたりしない限り、他の製品で十分かもしれません。

最終更新日:2023年8月11日

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