みなさま、こんにちは。Kazuto Tanabe(@WWDC1999)です。
今回はLogicoolのBluetoothワイヤレスマウス「MX ANYWHERE 2S」をレビューします。
実は、昨年の6月頃の発売と同時に購入して使用していたので、かれこれ半年以上使用してからのレポートとなります。
今更感は否めませんが、とりあえず開封とレビューをしていきます。
・開封 & レビュー!
パッケージ
内容物は本体、レシーバー、本体充電用MicroUSBケーブル、取り扱い説明書です。
本体。前作のMXAnywhere2と外見上の変化はありません。
正面
本製品は充電式で、本体上部?にMicroUSB端子があります。
サイドボタンは2つ。私は特定のWebページを開く設定を割り振っています。
前作のMXAnywhere2との比較。色がやや大人になったくらいが変更点です。
どう見ても色違いにしか見えない…。
本体裏面は変更が加えられ、前作にあったコネクトボタンが今作ではデバイス切り替えボタンに統合されました。
正直、外見も変わらない、裏面のボタンがやや変わっただけで何故に買い替えたの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、ANYWHERE 2Sの最大の特徴は本体ではなく付属のソフトウェアにあります。
本製品は「Logicool Options」というアプリケーションでボタンの割り振りなどの様々な操作を制御していますが、そのソフトウェアにANYWHERE 2Sをペアリングさせると「FLOW」という項目が出現します。
この「FLOW」という場所で「Logicool FLOW」という機能の設定ができます。
Logicool FLOWとは、異なるデバイス間でも同じネットワーク下にあれば、コピー&ペーストやファイルの移動ができるという超便利な機能。
しかも、Mac&Mac、Windows&Windowsだけではなく、Mac&Windowsでもこの機能が使用できます。
要はこれまで複数の異なるOSのコンピュータ間でデータを移動させようとすると、クラウドや外部ストレージを使用する必要がありましたが、本機能を使用すればそれらが必要なく、マウスでファイルをスーッと移動元から移動先のコンピュータの画面へ持っていくだけで、ファイルのコピーができてしまいます。
これがまぁ、便利。
Apple製品間であればAirDropでサクッとファイル交換や転送ができますが、Windows間やMacとWindowsなどではこれに代わる便利なファイル転送機能はありません。その機能的に足りなく、手間がかかる面倒な部分をサクッとこなしてくれ、MacとWindowsの両刀使いをされる方には救世主といって良いレベルの機能です。
・前作のMXAnywhere2から乗り換えてよかった!
正直、製品のリリースが出たときは「外見はそこまで変わらないし、Logicool FLOWがどこまで使えるかどうかわからないしなぁ」と思い、買い替えを躊躇していましたが、それまで使っていたMXAnywhere2のバッテリーがヘタって来ていたこともあり「まぁ、良いや」と思い購入していました。
届いてからも、「まぁ、大して変わらないし、また時間のあるときに開けよう」と思い数週間放置していましたが、使ってみると「なぜ、もっと早く開けなかったんだ!」と後悔するレベルでLogicool FLOWが便利です。
初期のうちはソフトウェアの完成度がやや足りず、うまく機能しなかったこともありましたが、ここ数ヶ月はそのようなこともなく快調に普段の作業をサポートしてくれる心強いツールになっています。
最大3台までのコンピュータにLogicool FLOWを設定でき、3台分のマウスを兼ねることでスペースが削減できる他、先述のファイル移動やコピペ機能など機能的にもとてもオススメできるマウスです。また、外見が変わらないというのも前作から乗り換えやすいポイントです。また、FLOW機能に対応しているキーボードを使用すれば、キーボードも1台に集約できますのでマウスを買うついでにキーボードも対応製品にして、シンプルなデスクにするというのも良いかと思います。
余談ですが、本製品の発売以降にリリースされた製品の多くはLogicool FLOWに対応しているようで、割と価格帯の低い製品でも利用できるようになっています。