Apple Watchがこれまで多くの人の命を様々な形で救ってきたことは有名です。
特に心拍数や運動量などを計測できるため、医療的なデータとして使用しようという研究も行われています。
しかし、その医療現場でApple Watch Series 3の様子がおかしくなるという問題が表面化してきました。
表面化してきたトラブルは、医師がApple Watchを装着した状態でICUに勤務すると60〜90分ごとに本体が再起動するという問題。
この症状自体は、Apple Watch Series 3発売直後の昨年の10月頃に初めてApple Supportページで報告された問題のようで、Appleは初期不良と診断し本体交換を行なっていたそうです。しかし、今回の問題は交換後もこの症状がなくならないということで、医療機器との相性問題が指摘されています。
また、不可解なことにApple Watch/Series 1/2などでは症状は確認できず、GPS/Cellularを問わずApple Watch Series 3のみで発生しているトラブルだということです。このトラブルはApple Watchを機内モードにすると回避できるということなので、Series 3のワイヤレスチップとなんらかの医療機器との相性が悪いことが予想できます。
ちなみに、同社は仕様上医療機器などとの干渉があり得るとサポートページに記載していることから、ある程度想定されていたトラブルなのかもしれませんが、今後のソフトウェアアップデートでトラブルを解決できる可能性もあるため、今後の対応に注目が集まりそうです。
なお、念のため記載しておきますが、動作支障が生じるのはApple Watch側であり医療機器の動作には全く影響がないことが確認されています。
Via: 9to5Mac